バフェット太郎です。

ジャクソンホールでの国際経済シンポジウムでパウエルFRB議長が、金融政策に関する新戦略を発表しました。これは投資家にとって朗報です。

FRBの新戦略とは、「インフレ率が”一時的に”2%を上回ることを容認する」というもので、従来の「インフレ阻止のための予防的利上げ」を取りやめ、ゼロ金利の長期化を事実上宣言しました。

そもそも、FRBは2012年以降、2%のインフレ目標を公式に設定してきましたが、あれから8年、一時的に2%を上回る場面もありましたが、現在は0.8%まで低下するなどデフレ化が進んでいます。

【米国のインフレ率】
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こうしたことから、FRBはゼロ金利政策を実施することで、インフレ率が上昇するように促しているのですが、仮に、将来インフレ率が2%を超えてもFRBは直ちに利上げに踏み切らないので、金融相場が長期化することが期待されます。

低金利による金融相場が長期化するということは、株式のバリュエーションが上昇(期待利回りは低下)することを意味するので、株価にとって追い風です。

なぜなら、バリュエーションが上昇するということはPERが上昇することを意味するので、たとえEPS(一株当たりの利益)が伸びなくても、PERが上昇することで株価は値上がりすることが期待できるからです。

とりわけ、高PERが容認されやすいハイテク株やバイオ株が人気化しやすいです。

しかし、短期的に見れば株式市場が急落するリスクもあります。なぜなら、長期債利回りがダブルボトムを形成しているからです。

【米10年債利回り:日足】
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米10年債利回りを眺めると、ダブルボトムを形成したほか50日移動平均線がサポートラインとなって反発していることがわかります。

つまり、短期的に見れば200日移動平均線がある1%をターゲットに急騰する可能性があるわけです。

そもそも、株式と債券はシーソーのような関係で、債券利回りが上昇すれば、株価は下落し、債券利回りが下落すれば、株価は上昇する傾向にありますから、債券利回りが上昇の兆しを見せているということは、これから株式市場が調整局面を迎える可能性があると言えます。

ただし、金融相場が始まったばかりであることを考えれば、長期的に見れば株高が続くことが予想されるので、短期的な調整局面は押し目買いのチャンスになります。

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