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バフェット太郎です。

この記事はバフェット太郎が「ビットコインが強気相場入りした可能性があると考える6つの理由」について書いているけれど、実際、強気相場入りするかどうかはわかりません。

その辺のことはいずれ時間が証明すると思うし、間違ってたら盛大に石を投げつけてくれたらと思います。

▮ビットコインが強気相場入りした可能性があると考える6つの理由

さて、ビットコイン価格が一時1万ドルを割り込む場面があるなど、直近の高値1万2474ドルから、およそ20%も暴落したことで、個人投資家の中には一段の値下がりを警戒して不安に感じている人も少なくないと思います。

ただ、ぼくはビットコインは強気相場入りしている可能性があると考えていて、ほとんど心配していません。

そもそも、ビットコインが暴落した理由は「高値警戒感が意識されたことに加えて、ヘッド&ショルダーのネックラインを下にブレイクアウトしたから」という可能性があると考えています。

【ビットコイン:ヘッド&ショルダー】
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ビットコインの日足チャートを眺めると、ヘッド&ショルダーを形成していることがわかります。

通常、ヘッド&ショルダーはネックラインを割り込むと、ヘッドからネックまでの長さと同じ長さだけ値下りすることが予想されるのですが、現在のチャートを眺めると、すでにヘッドからネックまでの長さと同じ長さだけ値下りしていることから、底打ちした可能性があります。


とはいえ、必ずしも底打ちしたと断定することはできません。

【ビットコイン:週足】
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たとえば、過去3年を振り返ると、50週移動平均線と200週移動平均線が何度もサポートライン(下値支持線)になっていることがわかると思います。

そのため、50週移動平均線の8765ドル、これをさらに割り込むようなら200週移動平均線の6634ドルをターゲットに暴落する可能性があります。

ただし、値下がりしない可能性もあることを考えれば、暴落を待つという投資戦略は必ずしも賢明だとは言えません。つまり、暴落を待つということは「買えないリスク」や「持たざるリスク」が高まるだけですから、一定のリスクを覚悟した上で飛び込む勇気も必要だと思います。

そして、バフェット太郎は以下の6つの理由からビットコインは強気相場入りした可能性があると考えています。

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➀三角保ち合いを上にブレイクアウト

【ビットコイン:2016-2020】
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まず、ビットコインのチャートを眺めると、三角保ち合いを形成していることがわかると思います。三角保ち合いとは、価格の上昇と下落の値幅が徐々に狭まっていき、最終的にどちらか一方に、大きく動くことを示唆するチャートパターンのことです。

これまでレジスタンス(上値抵抗線)と50週移動平均線の間でボックス相場を形成していましたが、今回、このレジスタンスを上にブレイクアウトしたことで、一段と上昇することも可能だと考えています。

半減期を迎えた

ちなみに、バフェット太郎も含め、一部の投資家はビットコインが5月に半減期を迎えたことを理由に、三角保ち合いを上にブレイクアウトすることに注目していました。

「半減期」というのはマイニングに対する報酬が半減するというもので、予めプログラミングされているものです。

たとえば、ビットコインは当初から2100万枚と発行上限数が決められているので、仮に2100万枚すべてのビットコインがソッコーでマイニングされてしまうと供給量が増えてビットコインの価格が大暴落しかねません。

そこで、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモト氏は、マイニング報酬を定期的に半減するように予めプログラミングすることで供給量を抑制する仕組みにしたのです。

 
ちなみに、ビットコインの当初のマイニング報酬は1ブロック生成するごとに「50BTC」だったわけですが、それが1回目の2012年の半減期に「25BTC」になり、そして2回目の2016年に「12.5BTC」になり、さらに3回目の20205月に「6.25BTC」になりました。

このように、どんどんとマイニングが難しくなってきているわけですが、言い方を変えれば生産コストが上昇してきていることを意味します。

【半減期後のビットコイン】
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そして、過去のビットコイン価格の推移を振り返ると、半減期後にビットコインが値上がりしていることがわかると思います。 たとえば、2012年の半減期後にビットコインはわずか一年で81倍(+8200%)も値上がりしたほか、2016年の半減期後も一年半で21倍(+2200%)と値上がりしていました。

このように、過去の結果からは供給量が半減することで、価格は上昇する傾向が見て取れます。ですから、3回目となる5月の半減期以降、バフェット太郎も含め、一部の投資家はビットコインが三角保ち合いを上にブレイクアウトすることに注目していたのです。

政府による現金給付と個人投資家の参入

そして、最終的にレジスタンスを上にブレイクアウトできた理由として、政府による1兆ドル規模の追加の景気支援策が可能性として挙げられます。

追加の景気支援策の中身というのは国民に対する直接給付のことで、大人1人あたり最大1200ドルの現金が再び支給されることに加えて、失業給付の上乗せも延長するというものです。ただし、上乗せ額は減額される見通しです。

つまり、個人投資家は将来振り込まれる給付金を当てにしてビットコインを買い向かったことで、レジスタンスを上にブレイクアウトすることができた可能性があるのです。実際、前回の現金給付の時もビットコインは7000ドルから1万ドルへと急騰していました。もちろん、これは単なる偶然だったかもしれません。

そして、コロナ禍の中で、リモートワークの機会が増えていますから、仕事の合間にビットコインを取引する個人投資家が増えていたことも考えられます。ですから、これをきっかけにビットコインの売買が活発化すれば、価格の上昇要因となるかもしれません。


ヘッジファンドや年金基金による買い

また、ビットコイン市場にヘッジファンドや年金基金など機関投資家による巨額の投資マネーが流入していることも、これから価格が値上がりする要因として挙げられます。

というのも、米仮想通貨投資ファンドのグレイスケールによると、同社が運営する仮想通貨投資信託に莫大な投資資金が流入していて、2020年第2四半期の流入額は9億ドル以上と、前四半期の5億ドルのほぼ2倍にも上ったそうなんです。

この資金の大半はヘッジファンドや年金基金など機関投資家によるものですから、これまでポートフォリオにビットコインを組み入れていなかった機関投資家が、どんどん組み入れる可能性があるというわけです。


そしてこれからも、機関投資家による買いが膨らむ可能性があります。


マネーサプライの膨張

加えて、マネーサプライが膨張していることもビットコインの追い風になります。

【日米欧のマネーストック(前年同月比)】
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(出所:日本経済新聞

マネーサプライとは通貨供給量のことで、コロナ禍による経済再生を目指すため、先進各国の中央銀行や政府は民間経済に大量の資金を供給していて、日米欧のマネーサプライは5月末時点で4620億ドルと、前年同月比で550兆円も増えているのです。

たとえば、米政権は1兆ドル規模の追加の景気支援策を発表していますし、EU7500億ユーロ(約92兆円)もの巨額の復興基金を創設することに合意しています。

つまり、巨額の投資マネーが市場に流入するので、あらゆる資産価格が相対的に値上がりしやすいのです。もちろん、これはビットコインだけではなくて、金や株式などにも同じことが言えます。言い方を変えれば、マネーサプライが膨張しているということは「現金を資産に換えろ」ということです。

ビットコインの市場規模は小さい

最後に、ビットコインの市場規模が小さいことも、ビットコイン価格が値上がりする理由として挙げられます。

【市場規模】
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たとえば、債券市場の規模は865000億ドル、株式市場の規模は675000億ドルであるのに対して、ビットコインの市場規模はわずか1120億ドルしかありません。

つまり、ビットコインの市場規模は債券市場の770分の1、株式市場の600分の1しかありませんから、たとえば、世界中の機関投資家が株式に振り分けている資金をたった1%(6750億ドル)振り分けるだけでもビットコイン市場に与える影響は大きいと思います。

これは、大きなバケツの中に入っている水を小さなコップの中に入れるようなものなので、あっという間にコップから水が溢れ出てしまうような、そういうイメージです。そして、それこそがまさに、これからのビットコイン市場で起ころうとしている未来だとぼくは考えています。

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ただし、
強気相場が期待できるからと言って、ビットコインに集中投資すべきではありません。これは何故かと言うと、コロナショックのような予期せぬ暴落は、往々にして起こり得るものだからです。

そのため、ビットコインに振り分ける金額は「100倍になったら嬉しいけれど、ゼロになっても生活が変わらない額」が望ましいです。具体的に言えば、ビットコインはポートフォリオの1%~3%程度に留めておくと良いと思います。

たとえば、仮想通貨を1%だけ保有した場合、仮に100倍に値上がりすれば、資産全体の額は二倍になりますが、たとえビットコインの価値がゼロになったとしても資産全体の額は99%になるだけです。

そして、残った99%の資産を年率たったの1.1%で運用するだけで、資産額を元の大きさに戻すことができるのです。これだったら安心して投資することができますよね?

かくいうバフェット太郎もビットコインが値上がりした場合の「持たざるリスク」を回避するために、ポートフォリオの1%~3%の範囲内で投資しています。

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まとめ

三角保ち合いを上にブレイクアウトした。

ビットコインが5月に半減期を迎え、ビットコインの生産コストが値上がりしたことで、継続的に価格上昇の追い風になった可能性がある。

政府による現金給付で個人投資家の参入が期待されているため、今後、ビットコインの売買が活発化すれば、価格のさらなる上昇要因となる可能性がある。

世界でマネーサプライが膨張していることで、相対的にビットコインの魅力が高まっている。

ヘッジファンドや年金基金など、機関投資家がポートフォリオに組み入れ始めており、今後さらに資金が流入する可能性がある。

ビットコインの市場規模は、株式市場のわずか600分の1しかないことを考えれば、ほんの少しの資金がビットコイン市場に振り向けられるだけで、大きな影響を受ける。

以上6つの理由でビットコインは強気相場入りした可能性があると考えているわけですが、ビットコインに投資する場合、ポートフォリオの1%~3%程度に留めておくと良いと思います。

これは、コロナショックのような予期せぬ暴落が訪れても、残りの資金を堅実に運用することで、十分リカバリーすることができるからです。


また、個人投資家の中にはさらなる暴落を待ってから買おうと考えている人もいると思いますが、値下がりしない可能性もありますから、ぼくなら、「買えないリスク」を軽減するためにも、タイミングを見計らったりせずに、ポートフォリオのたとえば1%までと決めて購入します。

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ちなみに、ぼくはビットコインに投資する際「コインチェック 」を利用してます。「コインチェック」はマネックス・グループ傘下になったことで、徹底したセキュリティ体制が構築されたので、安全性の観点からも信頼できる取引所ですし、サイトも使いやすいので非常にオススメです。

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個人投資家の中には、「自分年金」を作るためなら米国株だけでいいと考えている人もいると思います。たしかに、老後に備えた資産形成を目的にしているだけなら、米国株にだけ投資をしていればいいんですが、せっかく投資の勉強をしているのなら、景気サイクルや時代の波に乗って、金やビットコインに資金の一部を振り向けて、楽しみながら投資をするのもいいと思います。

グッドラック。

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