バフェット太郎です。

米トータルヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が新型コロナワクチンの全ての臨床試験で、ワクチンの新たな投与を一時停止したことを明らかにしました。

一時停止の理由は治験参加者1人が原因不明の病気になったためです。

同社は第3相臨床試験を9月から始めており、米国など数カ国で数万人の参加を目指す大規模なものだったのですが、今回の件を受けて全ての治験が中断されます。

臨床試験が中断するのは、英製薬大手アストラゼネカ(AZN)に続いて2回目で、アストラゼネカも被験者が原因不明の病気になったことから治験が中断され、現在は英国で治験が再開されたものの、米国では今なお中断したままとなっています。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)】
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臨床試験の中断を嫌気して株価は前日比1.45%安と急落していますが、もともとワクチン開発に完成したところで(事業規模が巨大であることから)業績に与える影響は軽微ですから悲観的になる必要はありません。

さて、新型コロナワクチン株で投資家の注目を集めているのがドイツのバイオンテック(BNTX)です。

バイオンテックの第3相臨床試験は7月から開始されていて、10月にもFDA(米食品医薬品局)の承認もしくはEUA(緊急使用許可)を求める予定です。

【バイオンテック:BNTX】
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バイオンテックの株価は6月の高値104.99ドルのレジスタンス(上値抵抗線)をターゲットに大きく上昇していますが、承認されればこのレジスタンス大きく上にブレイクアウトしますし、反対に承認されなければ暴落します。

また、バイオンテックのほかにもモデルナ(MRNA)が有望視されています。

モデルナもバイオンテック同様7月に第3臨床試験を開始しており、10月にもFDAの承認もしくは緊急使用許可を求める予定です。モデルナのワクチンは初期段階の治験で免疫反応を引き起こすことに成功していて、副作用も軽く、おおむね良好な結果でした。

【モデルナ:MRNA】
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株価は9月の安値54.21ドルから45.4%高と急騰しています。

ただし、モデルナとバイオンテックの新型コロナワクチンはいずれも「mRNA」という技術を採用しており、この技術で承認を受けたワクチンは存在しないことを考えると、「全社失敗」というシナリオも十分想定されます。

グッドラック。

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