バフェット太郎です。

これまで原油価格が上がれば株価も上がり、原油価格が下がれば株価も下がるという相関関係が見られてきましたが、その相関関係が崩れました。

29日の原油先物相場は前日比+3%の1バレル33.75ドルと上昇したのに対して、NYダウ株式市場は前日比-123.47ドル(-0.74%)安の1万6516.50ドルと値下がりして取引を終えました。値下がりした主な要因はFRBによる利上げが早まるとの懸念から売られました。

先週発表された米第4四半期国内総生産は速報値の0.7%増から1.0%増へ上方修正されたことに加えて、1月の米個人支出も0.5%増と底堅い伸びを示したことからFRBによる利上げが早まるとの見方が広がりました。CMEフェドウォッチによると6月に利上げする確率は38%、12月に利上げする確率は57%となっています。

個別銘柄では、原油価格が上昇したもののエクソン・モービル(XOM)が-1.96%安の80.15ドル、シェブロン(CVX)-1.08%安の83.44ドル、コノコフィリップス(COP)-0.85%安の33.83ドルで引けました。バフェット銘柄のキンダーモルガン(KMI)は+1.86%高の18.09ドルでした。
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チャートはXOMの日足チャートです。MACDにデッドクロスが発生し売りシグナルが出ています。さて、これがどれくらい落ちるかを週足チャートで見てみましょう。
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XOMの週足チャートです。上値が切り下がる一方で下値が切り上がる三角保ち合いを形成しています。こうしてエネルギーを凝縮するようにして最後はどちらか一方に大きく放たれます。短期的には73~74ドル方向を目指して下落すると思います。
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こちらはCVXの日足チャートですが、CVXもMACDでデッドクロスを発生させて売りシグナルを発しています。
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原油の日足チャートです。レジスタンス(上値抵抗線)に抑えられています。今週はこのレジスタンスをブレイクアウトできるかが注目されます。
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