バフェット太郎です。

米バイオ企業モデルナ(MRNA)の新型コロナワクチンが第3相臨床試験で94.5%の確率で効果を示したとの暫定分析結果を発表しました。

ワクチン成功への期待感が高まったことで、航空株やホテル株など旅行関連株のほか、百貨店株やレストラン株、エネルギー株が軒並み大きく上昇しました。

その一方で、これまで市場の牽引役となってきたハイパー・グロース株が売られました。これは長期金利が急騰したためです。

ワクチン開発の成功により経済活動が再開すれば、インフレが加速することが予想されますから、米10年債利回りは急騰(価格は急落)する傾向にあるのです。

そして、長期金利と株式のバリュエーション(PERなど株価の価値を評価する尺度)はシーソーのような関係にありますから、長期金利が上昇すればPERは下落するという現象が起こるのです。

そのため、業績は赤字だけどPERが上昇するだけで株価が値上がりしてきたようなハイパー・グロース株は大きく売られるというわけです。

さて、モデルナの発表によれば、ワクチンを投与された被験者に重症患者が出なかったことから、重症化予防にも役立つそうです。

そもそも新型コロナウイルスは無症状者も多く、重症化すれば命を危険に晒すことになりますが、重症化さえ免れることができれば、それほど恐れる必要はありません。モデルナのステファン・バンセルCEOも「重症化に関するデータに最も興奮している。状況を一変させると私は思う。」とし、楽観的な見方を示しました。

【グロース株/バリュー株・レシオ】
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グロース株指数をバリュー株指数で割って求めた指数が、高値を次第に切り下げ、50日移動平均線を割り込んだことが確認できます。

これはグロース株からバリュー株に投資資金がシフトしつつあることを示唆していますから、これまでのトレンドが転換しようとしていることがわかります。

グッドラック。

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