バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が9月末までに6銘柄を新規に購入した一方で、11銘柄を一部、あるいは全部を売却しました。

新規で購入した銘柄はブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)、アッヴィ(ABBV)、スノーフレーク(SNOW)、ファイザー(PFE)、メルク(MRK)、TモバイルUS(TMUS)の6銘柄で、うち4銘柄がヘルスケアセクターでした。

【ポートフォリオに占める割合】
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ポートフォリオに占める割合は、アッヴィ、メルク、ブリストル・マイヤーズ・スクイブの3銘柄が0.8%前後と残りの3銘柄より大きいですから、バフェットがヘルスケアセクターの割合を少し高めようとしていることがわかります。ただし、ファイザーの購入規模はこの3銘柄と比べて小さかったです。

ちなみに、クラウドデータウェアハウスの新興企業スノーフレークが0.67%、TモバイルUSが0.12%でした。

【売却した割合】
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また、バフェットは会員制卸売大手のコストコ(COST)株をすべて売却したほか、投資銀行最大手のJPモルガン・チェース(JPM)株を95%、バフェットの永久保有銘柄として知られていた米銀大手ウェルズ・フーゴ(WFC)株も46%手放しました。

さらに、カナダの産金大手バリック・ゴールド(GOLD)株を42%手放したほか、主力のアップル(AAPL)株も3%分だけ売却しました。

今回提出された保有有価証券報告書から、バフェットがヘルスケアセクターを「買い」、金融セクターを「売り」としていることがわかります。

【バークシャー・ハザウェイのポートフォリオ】
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現在のバークシャー・ハザウェイのポートフォリオはアップルが48%と、全体のおよそ半分を占めており、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BAC)、コカ・コーラ(KO)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、クラフトハインツ(KHC)の上位5銘柄で全体のおよそ8割を占めるなど集中投資していることがわかります。

【バークシャー・ハザウェイ:週足】
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バークシャー・ハザウェイの株価は2018年以降、ほぼ横ばいの展開が続いていましたが、20年の高値231ドルを明確に上にブレイクアウトできれば一段高が期待できます。

グッドラック。

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