バフェット太郎です。

タバコ世界最大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の株式を一株76.40ドルで70株、約5300ドル(約59万円分)買い増しました。

【取引履歴】
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バフェット太郎はかねてから米連続増配高配当株10社に均等分散投資しているわけですが、「毎月最後の金曜日に『組み入れ比率最低銘柄』を5000ドル(約50万円分)買い増しする」というルールで運用しています。

こうすることで、買い増しにくい不人気優良株を機械的に買い増すことができるので、短期的なパフォーマンスは悪化するものの、長期的なパフォーマンスの最大化が期待できるのです。

【フィリップ・モリス・インターナショナル(PM):週足】
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フィリップ・モリス株は2017年をピークに一貫して低迷が続いており、3年前の高値100.49ドルから24.5%安と暴落しています。

さて、フィリップ・モリスが10月20日に発表した第3四半期決算は悪かったです。

EPSは予想1.36ドルに対して、結果1.42ドルと予想を上回りました。

売上高は予想72億8000万ドルに対して、結果74億5000万ドルと予想を上回りました。

2020年通期EPS見通しは、旧ガイダンス4.92~5.07ドルに対して、新ガイダンス5.05~5.10ドルと上方修正されたものの、市場予想の5.11ドルは下回りました。

売上高は前年同期比2.6%の減収でした。

営業利益は同16.3%の増益でした。

営業利益率は43.6%と、前年同期の36.5%から7.1%ポイント上昇しました。

当期純利益は21.7%の増益でした。

多くの人々はタバコ離れが加速しているから、業績が低迷しているに違いないと考えていますが、実際は緩やかに拡大傾向にあるんです。

【キャッシュフローの推移】
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フィリップ・モリスのキャッシュフローの推移を眺めると、2014年以降、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが緩やかに拡大していることがわかると思います。

これは、喫煙者が伝統的な紙巻きタバコから、より利益率の高い加熱式タバコ(iQOS)に順調に切り替えているからです。

また、今後はドル安が加速することが予想されていますから、フィリップ・モリスのドル建て売上高は今後拡大すると考えられます。(※同社の地域別売上高は米国外が100%です。)

つまり、2021年以降は6%の配当を貰いながら売上高の拡大に伴う株高の恩恵を享受できるというわけでです。

グッドラック。



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