バフェット太郎です。

FDA(米食品医薬品局)がファイザー(PFE)とバイオンテック(BNTX)が共同開発した新型コロナワクチンの緊急使用許可を承認しました。

これにより全米でワクチン接種が始まるため、感染危機収束への期待感が高まります。

また、モデルナ(MRNA)のワクチン承認についても、FDAは17日に諮問委員会で議論する予定で、承認されることが期待されています。

ただし、ファイザーのワクチンはセ氏マイナス70度での保管が求められているほか、2~8度の冷蔵庫に移してからは5日以内に使用する必要があります。加えて、医療従事者や高齢者が優先的に接種するため、ただちに経済活動が再開するわけではありませんから、景気が急速に改善するということはあり得ません。

【バイオンテック(BNTX):日足】
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バイオンテックの株価は127ドルと過去最高値圏にありますが、今後は材料出尽くしの「売り」が広がる公算が大きいです。

さて、今後予想される展開ですが、新型コロナワクチンが完成してもただちに経済活動が再開するわけではありませんから、景気が改善する見込みはありません。そのため、政府による追加の経済対策とFRBによる量的緩和の拡充が予想されます。

これはマネーサプライ(通貨供給量)を膨張させるほか財政悪化につながるのでドル安要因になります。つまり、ドル建て資産である株や金、銅、原油、ビットコインなどあらゆる資産価格が上昇することが予想されます。

また、FRBによる量的緩和は購入する米国債の年限を長期化することが予想されますから、米10年債が買われることで長期金利は低下することが予想されます。

長期金利と株式のバリュエーションは逆相関の関係にあるため、仮に長期金利が低迷すれば株式のバリュエーションが上昇するため、高PER株を多く含むハイテク株が強含むことが予想されます。

【米10年債利回り:日足】
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米10年債利回りの日足チャートを眺めると、下値を次第に切り上げていることから大きく上昇することを予感させます。

【米10年債利回り:週足】
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その一方で米10年債利回りの週足チャートは50週移動平均線をレジスタンス(上値抵抗線)に抑えられる可能性が出てきました。

つまり、長期金利は上昇と下落の分岐点に来ていることから、投資家は長期金利がどちらに動くか慎重に見極める必要があります。

グッドラック。

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