バフェット太郎です。

世界の株式時価総額が史上100兆ドルを突破したほか、世界の名目GDP83兆ドルを2割上回ったことで、投資家の中にはバブル崩壊を警戒している人も少なくありません。

【世界の株式時価総額と世界の名目GDP】
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(出典:日本経済新聞)

著名投資家ウォーレン・バフェットは、株価が割高か割安かを判断する材料としてバフェット指数を重視している言われています。

バフェット指数とは、株式の時価総額を名目GDPで割り、それに100を掛けてパーセント表示にした指数のことで、100%を上回ると割高と判断されます。そのため、世界の株式時価総額が名目GDPを2割も上回っていることは、バブルの崩壊を示唆していると言えるのです。

1990年以降、株式時価総額が名目GDPを上回ったのは2000年、2008年、2017年、そして2019年の四回だけで、そのうち2回でバブルが崩壊しました。

たとえば、2000年はドットコムバブルが崩壊し、2008年は金融危機が世界経済を襲いました。バフェット指数が二回連続でバブル崩壊を予見したことから、それ以降、多くの投資家がこのバフェット指数を重視するようになったのです。

しかし、2017年に株式時価総額が名目GDPを上回ってもバブルは崩壊しませんでしたし、2020年のコロナショックでも株価はすぐに回復しました。

【過去5年のダウ平均】
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その結果、ダウ平均が2万ドル~2万4000ドルで推移していた2017年に相場から全降りてしまった投資家は、その後の株高の恩恵を享受することができませんでした。また、2019年に相場から全降りした投資家は運良くコロナショックを回避することができたかもしれませんが、二番底が警戒されていたことを考えれば、その後の強気相場に乗ることができたかどうかはわかりません。

もちろん、2018年の安値2万1700ドルや2020年の安値1万8200ドルの時に、ピンポイントで投資することができれば、その後の株高の恩恵を享受することもできますが、タイミングを正確に計ることなど誰にもできないことを考えれば、それは机上の空論だと言えます。

従って、バフェット指数はあくまで参考程度に留めて、売買の判断材料にはしないことが賢明だと思います。また、投資の世界ではバフェット指数以外にも、暴落を示唆する様々なシグナルがありますが、大抵の場合、そうしたシグナルは外れるものですし、正確にタイミングを計れるわけではありませんから、株式市場から全降りするといったような極端な投資戦略は止めておいた方が賢明です。

たとえば、ポートフォリオのすべてが長期的な資産形成を目的に、インデックスファンドなどに積立投資をしているなら、それは絶対に売ってはいけません。

しかし、そうしたポートフォリオの他に「趣味の投資」として個別株などに投資をしているなら、そうした銘柄に限って持ち株を手放すなど調整をすればいいと思います。

いずれにせよ、多くの個人投資家は長期的な資産形成を目的に投資していると思いますから、バブルを警戒して全降りするのではなくて、暴落の中で愚直に積立投資をするという準備を整えておいた方がいいです。

グッドラック。

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