バフェット太郎です。

英フィナンシャル・タイムズによれば、中国とオーストラリアの貿易摩擦によって、中国国内の電力不足が深刻化しており、停電が相次いでいるとのこと。

中国とオーストラリアの関係が悪化している主な要因は、オーストラリア政府が5G(第5世代移動通信システム)のネットワーク構築事業から中国通信機器大手のファーウェイを締め出したほか、新型コロナウイルスの起源の調査を国際社会に働きかけたためです。

これを受けて中国政府は豪州産ワインや大麦、牛肉などに多額の関税を課したほか、石炭輸入を一部停止したわけですが、発電用石炭が不足したことで、中国国内は電力不足に陥ったというわけです。

とりわけ中国国内の発電所の多くは、高効率な豪州産石炭を使用していましたから、石炭不足により年末まで工場の稼働時間が最大80%短縮する地域もあるようです。

中国の一部地域では例年になく寒い冬になり、エネルギー需要が高まっていたほか、感染危機が収束したことで景気も回復基調にあったため電力消費が増大していました。

そのため、中国は自らの手で自らの首を絞めることになったわけですが、お金よりも面子を重んじる中国では、経済よりも政治が優先されるため、石炭輸入規制の緩和は難しそうです。

さて、こうした中で恩恵を享受する可能性が高いのがロシアの鉄鋼大手で石炭輸出に強いメチェル(MTL)です。中国は今後、親中ロシアから石炭を輸入する可能性が高くなるため、メチェルの業績拡大が期待できます。

【メチェル(MTL):日足】
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メチェルの株価は前日比22.09%高と大暴騰しています。これは、同社の時価総額がわずか4億ドル(約400億円)しかないためです。

【メチェル(MTL):2004-2020】
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メチェルの長期チャートを眺めると、2008年のピーク112ドルから大暴落しています。そのため、メチェルのような小型炭鉱株への投資は幅広く分散されたポートフォリオにほんの少しだけ組み入れるくらいが丁度いいと思います。

グッドラック。

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