バフェット太郎です。

ビットコインは今年10万ドルの大台を突破し、2026年頃には100万ドルを突破することが一部で予想されています。

【ビットコインの長期見通し】
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つまり、1BTC保有していれば税引き後利益で数千万円のマイホームが購入できてしまう計算になります。まるで17世紀にオランダで起こったチューリップ・バブルを彷彿とさせるような話です。

1637年、世界の覇権国であるオランダでチューリップの球根の価格が高騰するバブルが起こりました。

当時、オランダはチューリップの栽培と新種開発が活発化していたわけですが、チューリップがモザイク病にかかると花びらが鮮やかな縞模様になり、収集家の間で大変な人気となりました。

そして、そうした珍しい模様の花びらを持つチューリップの球根が、栽培家と収集家の間で活発的に取引されるようになると次第に価格が値上がりしました。

とりわけ、球根の値上がりに目を付けた商人たちが、値上がり益を見込んで球根を大量に仕入れるようになると、球根はいつの間にか投機対象となり価格が一段と上昇しました。

すると、普段あまりチューリップに興味のない一般人たちも、「確実に儲かるらしい」という儲け話を聞きつけ、価格をさらに押し上げました。

その結果、チューリップの球根ひとつで家が建つと言われるほど価格が急騰したそうです。

しかし、新種の球根が広く市場で流通されるようになると、次第に価格は下落し始め、結果的に大暴落しました。これがチューリップ・バブルです。

こうしたことから、ビットコインの高騰もチューリップ・バブルと同様に扱う人も少なくありません。実際、そうなる可能性はゼロではありませんが、ゼロになる可能性は低いと思います。

なぜなら、ビットコインのマイニングには電気代というコストが発生するので、それ以下にはなりにくいからです。

これは、金や原油などのコモディティと同じで、採掘コストが価格を下支えする傾向があるのです。

【金価格:1990-2021】
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実際、2001年に金価格は250ドルで底打ちしましたが、これは当時の世界最大の産金国である南アフリカの平均採掘コストとほぼ同じです。

【原油価格:1990-2021】
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原油価格は2020年にコロナ禍における需給バランスの崩壊で大暴落しましたが、金融危機以降、概ね30~40ドルで下支えされていることがわかると思います。これは世界最大の産油国である米国のシェールオイル企業の採掘コストが30~40ドル程度だからです。

【ビットコインの本質的価値】
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そして、JPモルガン・チェースによれば、生産コスト手法を使って計算するビットコインの本質的価値はおよそ1万ドルですから、1万ドル付近で下支えされやすいと思います。

ちなみに、2020年5月にマイニングコストが突如として急騰していますが、これは「半減期」を迎えたためです。「半減期」とはマイニング報酬が半減するというもので、マイニングコストの実質的な値上がりを意味します。

「半減期」は4年に一度のペースで訪れ、次の半減期は2024年頃になりますから、ビットコインの価格を下支えする要因になります。

こうしたことから、ビットコインがまるでチューリップ・バブルを彷彿させるものであったとしても、生産コストが長期的に右肩上がりであることを考えれば、価値がゼロになるということはないと思います。

【ビットコイン(日足)】
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さて、ビットコインの日足チャートを眺めると、ビットコイン価格が一時28%安と急落したことがわかると思います。

毎年この季節になると、納税のためにビットコインを現金に換金する動きが見られるので、今年も季節性要因による調整局面だと思われます。

【ビットコイン:2017-2018】
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また、2017年のビットコインブームを振り返ると、1月に36%安と暴落し、その後4回、都度5回に渡って30%を超える暴落が起きたわけですが、価格は年初の1000ドルから2万ドルとおよそ20倍に値上がりしました。

そのため、投資家はビットコインの強気相場に挑む際、大きなボラティリティ(変動率)を覚悟する必要があります。

たとえば、バフェット太郎はポートフォリオの1%~3%の範囲内で投資することで、ボラティリティを気にせず保有することができます。この保有比率は、100倍になったら嬉しいけれどゼロになっても生活が困らない額なので、ビットコインに投資をするのに躊躇している人は、まずは少額から始めてみるといいと思います。

ちなみに、バフェット太郎はコインチェック 」とビットフライヤー 」「DMM Bitcoin 」の三つの口座でビットコインを保有しています。これは、様々な投資戦略を使い分ける場合、パフォーマンスの差を明らかにするためです。

ですから、「仮想通貨でいろいろな投資戦略を試してみたい」という投資家は、口座を複数使い分けて別々で管理・運用することをオススメします。

それぞれ取引所の特徴を簡単に解説すると、「コインチェック」はマネックス・グループ傘下になったことで、徹底したセキュリティ体制が構築されたので、安全性の観点からも信頼できる取引所ですし、サイトも使いやすいので非常にオススメです。

ビットフライヤー 」はビットコインを100円から(※コインチェックは500円から)と少額投資できるので、気軽に少額分散投資をしたい個人投資家にオススメです。

DMM Bitcoin 」はビットコインよりも時価総額の小さなアルトコイン(イーサリアムやリップルなど)にレバレッジを掛けて取引することができるので、少額でハイリスク・ハイリターンの投資に挑戦したい個人投資家にオススメです。(※ビットコインブームが再来するなら、時価総額の小さなアルトコインほど大きく値上がりする可能性があります。)

また、口座開設ってすごく面倒ですが、コインチェック もビットフライヤー もDMM Bitcoin も、口座開設が簡素化されていて、申し込みをしてから最短でその日のうちに取引を開始することができるのでめちゃくちゃ便利です。

グッドラック。 

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bitFlyer コインチェック

※1 暗号資産(仮想通貨)取引サービス利用者 20-69歳男女1,000人を対象に、インターネットによるアンケートを実施。調査実施日は2020年6月18-29日。調査機関:(株)インテージ 

※2 Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2019年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む) 

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