バフェット太郎です。

FRB(米連邦準備制度理事会)はFOMC(連邦公開市場委員会)で、ゼロ金利政策と量的緩和の維持を決定しました。

FRBは2020年3月に量的緩和を発動して以降、米国債を月800億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)も月400億ドルのペースで買い入れており、バランスシートの膨張が加速しています。

【S&P500とFRBのバランスシート】
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FRBのバランスシートが膨張するということは、民間経済に大量のドルが供給されることを意味するので、ジャブジャブにダブついたドルが株式や不動産、コモディティ、仮想通貨など、あらゆる資産市場に流入することが期待できます。

実際、過去を振り返るとFRBのバランスシートの膨張に伴い、S&P500種指数は大きく上昇してきました。そのため、量的緩和の維持は中長期的な株高を意味します。

また、パウエル議長は足元の景気について、「感染危機の再拡大で景気回復のペースは鈍化している」として、あえて警戒感を示しました。

これは、コロナワクチンの普及に伴う経済活動の再開と景気回復への期待感の高まりを受けて、ダラス連銀のカプラン総裁が「2021年中に量的緩和の縮小議論を始めるべきだ」と話すなど、一部で縮小観測浮かんでいるからです。

そのため、パウエル議長は危機感を示すことで、量的緩和を維持することを改めて強調したというわけです。

ちなみに、インフレへの懸念ついては「インフレよりも労働市場の低迷を心配している」とした上で、「正直、やや高い物価上昇率は歓迎だ。現状では厄介なインフレは起こりにくいだろう」と述べ、インフレについて心配していないこと、そして量的緩和を長期で維持する姿勢を示しました。

こうしたことから、株高トレンドはこれからも続くことが予想されますが、パウエル議長は「何が資産価格を本当に動かしているかを見てみると、実際にここ数カ月は金融政策ではない」と指摘しました。

米国株式市場を巡っては、ゲームストップ(GME)など一部の銘柄がロビンフッダーによって仕手株と化しており、バブルの兆候が見られます。そのため、これまでバランスシートの膨張に伴い株式市場は上昇してきましたが、その効果以上に今の相場は割高である可能性があります。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートを眺めると、50週移動平均線からかなり乖離するなど、過熱感が見られます。そのため、短期的には3260ポイントをターゲットに13%程度の調整局面が予想されます。

グッドラック。

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