バフェット太郎です。

米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の株式を一株54.83ドルで90株、約5000ドル(約52万円分)買い増しました。

【取引履歴】
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バフェット太郎はかねてから米連続増配高配当株10社に均等分散投資していて、「毎月最後の金曜日に『組み入れ比率最低銘柄』を5000ドル(約50万円分)買い増す」というルールで運用しています。

ちなみに、毎月約2000ドル(約20万円)の配当収入があるので、実質的な買い増し額は約3000ドル(約30万円)程度になります。

【ベライゾン・コミュニケーションズ:日足】
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ベライゾンの株価は昨年12月の高値から10.7%安と調整局面を迎えています。これは、先日発表した第4四半期決算で、新規加入者数がアナリスト予想を下回ったことが嫌気されたためです。

新規加入者数が予想を下回った要因は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、客数が落ち込んだためです。

ちなみに、決算の主要項目は予想を上回る良い数字でした。

EPSは予想1.17ドルに対して、結果1.21ドルと予想を上回りました。

売上高は予想344億9000万ドルに対して、結果347億ドルと予想を上回りました。

ガイダンスは通期のEPSが予想4.98ドルに対して、結果5.00~5.15ドルと予想を上回りました。

【ベライゾン・コミュニケーションズ:週足】
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ベライゾンの週足チャートは50週移動平均線を割り込んだことで、200週移動平均線をターゲットに一段と値下がりする可能性があります。

同社ガイダンスによる予想EPSが5.00~5.15ドルであることを考えれば、株価54.75ドルは予想PER10.6~10.9倍を意味します。利回りに直せば9.2~9.4%の投資対象ということになります。

通信業界は参入障壁が高いため、安定したキャッシュフローが期待できるほか、配当性向が56%と比較的高めであることから、配当利回りも4.5%と高配当です。

そのため、投資家は配当を再投資し、株数を増やすことで資産の最大化を目指すことができます。

その一方で、株高はあまり期待できませんから、ソッコーでお金持ちになりたいとか、SNSで爆益を自慢したい個人投資家にとっては不向きな投資対象です。

また、配当再投資戦略については税金面での不利が指摘されることも少なくありません。

たとえば、「企業は利益を配当として株主に還元するのではなく、その利益を事業に再投資し、利益と株価を最大化させる方が、税金面での不利を受けることなく株主に還元できる」という意見です。

もちろん、事業に再投資をし、利益と株価を最大化することができれば、税金面での不利を受けませんから、配当再投資戦略よりも効率的に資産を増やすことができます。

しかし、これは事業の再投資が”必ず”成功することが前提になっていることを忘れてはいけません。たとえば、事業への再投資が失敗に終わった場合、株主に配当として還元してしまった方がマシだったということだってあり得るのです。

そしてある調査によれば、企業は利益を事業に再投資するよりも、配当として株主に還元してしまった方が、結果的に株主の利益に繋がったそうです。(もちろん、すべての企業に当てはまるわけではありません。)

そのため、税金面での不利を受けたくなければ、事業の再投資を”必ず”成功させてくれる銘柄に投資する必要があります。そして、それがわからない場合は、既存の事業に集中してくれる企業に投資した方が報われやすいです。

グッドラック。

※バフェット太郎おすすめ記事:「趣味の投資」としてのテクニカル分析

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