バフェット太郎です。
銅や鉄鉱石、石炭をはじめとしたコモディティ関連株の冴えない展開が続いています。具体的な銘柄を挙げるとフリーポート・マクモラン(FCX)やヴァーレ(VALE)などです。
【銅先物価格:日足】
銅先物価格は50日移動平均線まで値下がりし、ここから反発するのか、あるいは下に割り込んでしまうのかが注目されます。
【フリーポート・マクモラン(FCX):日足】
世界最大級の銅山株フリーポート・マクモランの株価は50日移動平均線から反発しています。
さて、コモディティ株が低迷している主な要因は、これまで堅調だった中国経済が失速しているからです。
【中国製造業購買担当者景気指数】
財新が発表した中国PMI(製造業購買担当者景気指数)は、予想52.7に対して、結果51.5と予想を下回りました。また、非製造業購買担当者景気指数も52.4と、前月の55.7から3.3ポイント低下しました。
景況感が鈍化している理由は、新型コロナウイルスが中国国内において、局所的に再拡大したことを受けて、当局が移動制限を課したためです。
中国PMIの柱である「生産」は53.5と、前月の54.2から0.7ポイント下がりました。
企業規模別では、大企業が0.6ポイント、中堅企業が1.3ポイント下落し、規模の小さい企業ほど打撃を受けました。
ただし、景気拡大と縮小の分岐点となる50を11カ月連続で上回っていることで、依然として拡大局面にあると言えます。
また、中豪関係の悪化により、中国政府がオーストラリアからの石炭輸入を一部停止したことも、景気鈍化の理由として挙げられます。
中豪関係が悪化している主な要因は、オーストラリア政府が5G(第5世代移動通信システム)のネットワーク構築事業から、中国通信機器大手のファーウェイを締め出したほか、新型コロナウイルスの起源の調査を国際社会に働きかけたためです。
これに激怒した中国政府が豪州産ワインや大麦、牛肉などに多額の関税を課したほか、石炭輸入を一部停止したことで、発電用石炭が不足し、中国国内は電力不足に陥りました。
電力不足により、工場の稼働時間が80%短縮する地域もあったようで、こうした中豪関係の悪化が景気回復のペースを鈍化させたわけです。
別の言い方をすれば、製造業の回復ペースが鈍化しているのは外的要因による一時的なものですから、目先の調整局面は、これからコモディティ株投資をはじめる絶好のチャンスになり得ます。
グッドラック。
※バフェット太郎おすすめ記事:「趣味の投資」としてのテクニカル分析
銅や鉄鉱石、石炭をはじめとしたコモディティ関連株の冴えない展開が続いています。具体的な銘柄を挙げるとフリーポート・マクモラン(FCX)やヴァーレ(VALE)などです。
【銅先物価格:日足】
銅先物価格は50日移動平均線まで値下がりし、ここから反発するのか、あるいは下に割り込んでしまうのかが注目されます。
【フリーポート・マクモラン(FCX):日足】
世界最大級の銅山株フリーポート・マクモランの株価は50日移動平均線から反発しています。
さて、コモディティ株が低迷している主な要因は、これまで堅調だった中国経済が失速しているからです。
【中国製造業購買担当者景気指数】
財新が発表した中国PMI(製造業購買担当者景気指数)は、予想52.7に対して、結果51.5と予想を下回りました。また、非製造業購買担当者景気指数も52.4と、前月の55.7から3.3ポイント低下しました。
景況感が鈍化している理由は、新型コロナウイルスが中国国内において、局所的に再拡大したことを受けて、当局が移動制限を課したためです。
中国PMIの柱である「生産」は53.5と、前月の54.2から0.7ポイント下がりました。
企業規模別では、大企業が0.6ポイント、中堅企業が1.3ポイント下落し、規模の小さい企業ほど打撃を受けました。
ただし、景気拡大と縮小の分岐点となる50を11カ月連続で上回っていることで、依然として拡大局面にあると言えます。
また、中豪関係の悪化により、中国政府がオーストラリアからの石炭輸入を一部停止したことも、景気鈍化の理由として挙げられます。
中豪関係が悪化している主な要因は、オーストラリア政府が5G(第5世代移動通信システム)のネットワーク構築事業から、中国通信機器大手のファーウェイを締め出したほか、新型コロナウイルスの起源の調査を国際社会に働きかけたためです。
これに激怒した中国政府が豪州産ワインや大麦、牛肉などに多額の関税を課したほか、石炭輸入を一部停止したことで、発電用石炭が不足し、中国国内は電力不足に陥りました。
電力不足により、工場の稼働時間が80%短縮する地域もあったようで、こうした中豪関係の悪化が景気回復のペースを鈍化させたわけです。
別の言い方をすれば、製造業の回復ペースが鈍化しているのは外的要因による一時的なものですから、目先の調整局面は、これからコモディティ株投資をはじめる絶好のチャンスになり得ます。
グッドラック。
※バフェット太郎おすすめ記事:「趣味の投資」としてのテクニカル分析
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