バフェット太郎です。
アマゾン・ドットコム(AMZN)の創業者ジェフ・ベゾス氏が9月までに退任すると発表しました。後任には、アマゾンの収益柱であるクラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を立ち上げたアンディー・ジャシー氏が就任する予定です。
ベゾス氏はCEO退任後、教育・環境分野の慈善活動のほか、私財を投じている宇宙開発企業のブルー・オリジンに軸足を移す見通しです。
創業者の退任が企業業績に与える影響についてですが、アップル(AAPL)の場合、2011年に病状が悪化していたスティーブ・ジョブズ氏の代わりにティム・クック氏がCEOに就任し、その後業績を大きく成長させました。
その一方で、マイクロソフト(MSFT)は2000年にビル・ゲイツ氏がCEOを退任し、代わってスティーブ・バルマー氏が就任するも、その後のスマートフォン事業に乗り遅れたことで業績は横ばいでした。
アマゾンの場合、ジャシー氏の就任を懸念する声はほとんどありませんが、唯一の懸念は交代するタイミングです。なぜなら、先日発表した第4四半期決算のガイダンス(会社側による将来の業績予想)が悪い内容だったからです。
アマゾンが発表した第4四半期決算は以下の通りです。
EPSは予想7.15ドルに対して、結果14.09ドルと予想を大きく上回りました。
売上高は予想1197億3000万ドルに対して、結果1255億6000万ドルと予想を大きく上回りました。
営業利益は予想10~45億ドルに対して、結果68億7000万ドルと予想を大きく上回りました。
第1四半期の売上高は予想955億ドルに対して、新ガイダンス1000~1060億ドルと予想を上回りました。
第1四半期の営業利益は予想56億8000万ドルに対して、新ガイダンス30~65億ドルと予想を下回りました。
また、第3四半期(7-9月期)以降は集団免疫が達成することが期待されているため、経済活動が再開することが予想されています。
つまり、アマゾンの業績は感染危機による巣籠消費の需要が増えたことによる恩恵を受けてきましたが、ジャシー氏が就任して以降の業績は、ネット通販事業が失速することがほぼ確実視されているのです。
そのため、ジャシー氏の経営手腕とは全く関係なく、アマゾンの業績と株価が低迷することが予想されているのです。
そのため、ジャシー氏は運が悪いなと言えますが、同時にベゾス氏はズルいな絶秒なタイミングだなと言えるわけです。
グッドラック。
※バフェット太郎おすすめ記事:「趣味の投資」としてのテクニカル分析
アマゾン・ドットコム(AMZN)の創業者ジェフ・ベゾス氏が9月までに退任すると発表しました。後任には、アマゾンの収益柱であるクラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を立ち上げたアンディー・ジャシー氏が就任する予定です。
ベゾス氏はCEO退任後、教育・環境分野の慈善活動のほか、私財を投じている宇宙開発企業のブルー・オリジンに軸足を移す見通しです。
創業者の退任が企業業績に与える影響についてですが、アップル(AAPL)の場合、2011年に病状が悪化していたスティーブ・ジョブズ氏の代わりにティム・クック氏がCEOに就任し、その後業績を大きく成長させました。
その一方で、マイクロソフト(MSFT)は2000年にビル・ゲイツ氏がCEOを退任し、代わってスティーブ・バルマー氏が就任するも、その後のスマートフォン事業に乗り遅れたことで業績は横ばいでした。
アマゾンの場合、ジャシー氏の就任を懸念する声はほとんどありませんが、唯一の懸念は交代するタイミングです。なぜなら、先日発表した第4四半期決算のガイダンス(会社側による将来の業績予想)が悪い内容だったからです。
アマゾンが発表した第4四半期決算は以下の通りです。
EPSは予想7.15ドルに対して、結果14.09ドルと予想を大きく上回りました。
売上高は予想1197億3000万ドルに対して、結果1255億6000万ドルと予想を大きく上回りました。
営業利益は予想10~45億ドルに対して、結果68億7000万ドルと予想を大きく上回りました。
第1四半期の売上高は予想955億ドルに対して、新ガイダンス1000~1060億ドルと予想を上回りました。
第1四半期の営業利益は予想56億8000万ドルに対して、新ガイダンス30~65億ドルと予想を下回りました。
また、第3四半期(7-9月期)以降は集団免疫が達成することが期待されているため、経済活動が再開することが予想されています。
つまり、アマゾンの業績は感染危機による巣籠消費の需要が増えたことによる恩恵を受けてきましたが、ジャシー氏が就任して以降の業績は、ネット通販事業が失速することがほぼ確実視されているのです。
そのため、ジャシー氏の経営手腕とは全く関係なく、アマゾンの業績と株価が低迷することが予想されているのです。
そのため、ジャシー氏は運が悪いなと言えますが、同時にベゾス氏は
グッドラック。
※バフェット太郎おすすめ記事:「趣味の投資」としてのテクニカル分析
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