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バフェット太郎です。

FX
と聞くと、多くの個人投資家は「FXは投機的でギャンブルだ」と考えると思います。たしかにFXは大抵の場合、レバレッジをかけることで手元資金以上の取引ができますから、ハイリスク・ハイリターンな投資対象だと言えます。

 
しかし、「レバレッジ」は投下資金の大きさによって自分で調整することができるので、必ずしもハイリスクになるわけではありません。

たとえば、レバレッジ1倍なら外貨預金と同等のリスクリターンになるわけですから、為替のボラティリティ(変動率)が株式のそれよりも小さいことを考えればローリスクだと言えます。
 

【外貨預金とFXの投資金比較 (為替レートが米ドル円=100円のとき)】

外貨預金で1万米ドルを買った場合

100万円の資金が必要

FXのレバレッジ1倍で1万米ドルを買った場合

100万円の資金が必要

FXのレバレッジ5倍で1万米ドルを買った場合

20万円の資金が必要

FXのレバレッジ10倍で1万米ドルを買った場合

10万円の資金が必要


具体的な例を挙げると、たとえば上の表のようにドル円100円の時に、1万米ドル購入すれば100万円の資金が必要になります。そして、外貨預金もFXも1円円安になると1万円の利益が発生し、5円円安になると5万円の利益が発生します。

このように、投下資金に応じてレバレッジでコントロールすればリスクを抑えることができるので、FXは必ずしも危ないというわけではありません。言い方を変えれば、FXで大損して「FXはギャンブルだ!」と騒いでいる人たちは、米国株投資の世界で置き換えて言えば、レバレッジ型ETFを全力買いして大損した結果、それを株式投資のせいにして「株式投資はギャンブルだ!」と騒いでいるのと同じです。

とはいえ、老後資金を目的に堅実な運用だけをしたい場合、FXは不要です。もっと言えば、S&P500ETFや全世界株式分散型ETFに積立投資するだけで良いので、個別株に投資する必要すらありません。

そのため、FXや個別株投資というのは、リスク許容度の範囲内で投資をもっと楽しみたいという個人投資家向けにあると思ってもらって大丈夫です。

そこで、2021年以降の世界経済の趨勢を考えた場合、投資をもっと楽しみたいと考えている個人投資家にとって、FXはこれから注目すべき投資対象になると思います。

 

なぜなら、これから高金利通貨に世界の投資マネーが流入することが期待できるからです。

 

たとえば2021年秋以降、米国は集団免疫を達成して感染危機収束に伴う景気回復が期待できるわけですが、FRBは雇用の最大化と物価の安定を達成するまで、ゼロ金利政策を解除しないと明言しています。そして、FRBはそれが2023年頃になると予想しています。

 

つまり、好景気の中でゼロ金利政策が続くので、投資マネーが新興国市場に流入することが予想されるのです。

 

そもそも、世界の投資マネーは相対的に金利の低い所から高い所へと流れる傾向にありますから、ゼロ金利政策を続ける米国からマネーが流出し、高金利のメキシコやトルコ、南アフリカといった新興国市場に流入することで、新興国通貨が強含むことが予想されるのです。

そのため、高金利通貨を買ってスワップポイントを受け取ることで、コツコツと利益を積み上げるキャリートレードがやりやすくなると思います。
 

たとえば、南アフリカの金利3.5%、日本の金利0.1%とした場合、金利差3.4%をスワップポイントとして受け取れるというわけです。

 

具体的に、FXの南アフリカランド円を運用した場合、どのような運用ができるのか?というと、次の表のようになります。

 

 

レバレッジ1

レバレッジ5

レバレッジ10

証拠金(10万通貨)

700,000

140,000

70,000

年間累計スワップ*想定

39,960

39,960

39,960

年間利回り*想定

5.71%

28.55%

57.09%

 ※上記のスワップポイントは2021年1月17日時点の南アフリカランド円10LOT(10万通貨)を買った場合です。

※スワップポイントは金利情勢により変動するため、将来において掲載の金額を保証するものではありません。

 ※南アフリカランド円(為替レート=7円、買スワップポイント1日111円/10万通貨)で計算しています。また、これはあくまでシミュレーションですが、FXのスワップポイントとレバレッジの関係を理解すれば、FXは投資対象として魅力的だと思います。ただし、株価と同じ様に為替レートが予想に反した場合、含み損が発生します。

リーマンショック以降、円などの低金利通貨を売って豪ドルや南アフリカランドなどの高金利通貨を買い持ちするキャリートレードが下火になったのは、世界各国の中央銀行が利下げ局面に入ってしまったことで、安全資産としての円が買われ、為替差損で利益が相殺されてしまったからです。

 

しかし、これからは世界の投資マネーが新興国に流入することで、高金利通貨が強含むことが予想されますから、スワップポイント狙いのキャリートレードは魅力的だと言えるのです。


ちなみに、これからFXを始める場合、投資家に人気のトレイダーズ証券が運営する「LIGHT FX」がおすすめです。「LIGHT FX」は操作がしやすいほか、FXの実質的なコストとなるスプレッドが業界最狭水準、さらにスワップポイントは業界最高水準を提供してくれています。

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また、今回「トレイダーズ証券×バフェット太郎」のタイアップ企画として、リスク許容度の範囲内で投資をもっと楽しみたい投資家のために、特別限定レポート『知って納得!FXまるわかりガイド』を用意させて頂きました。

これからFXを始めてみようと考えている投資家向けにわかりやすく解説してあるほか、2021年の為替動向についても徹底分析しています。

(※トレイダーズ証券LIGHT FXの無料口座開設はこちらからどうぞ

最後に、はじめての方でも操作に迷わないように注文の出し方など、基本的な操作について解説しておきます。

まず、口座を開設したら「LIGHT FX」の取引システムにログインします。

LIGHT FXには初心者向けの「シンプルトレーダー」と、テクニカル分析重視のFXトレーダー向けの「アドバンスドトレーダー」の2種類の取引システムが用意されています。

 

はじめてFXをする人や外貨投資を目的にFXをする人は、操作がしやすい「シンプルトレーダー」を選んだ方がいいと思います。ログイン後に表示されるグローバルメニュー内から取引システムを選択することができます。

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 次に、例として南アフリカランド円(ZARJPY)を注文してみます。


下図は10ロット(10万通貨)と取引してみました。この時の必要な資金(証拠金)は280,800円です。

南アフリカランド円の為替レート7.024円×10ロット×証拠金率4%28,096

 

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約3万円だけ口座に入れて上記と同様の取引をした場合、すぐにロスカットになってしまうので、口座には余裕をもって資金を入金しておきます。今回の例では10万円を入金したとすると28,096円が必要な証拠金、残りの約7万円が余剰資金になります。

 

注文が成立後は「ポジション照会」という画面で保有ポジションを確認することができます。為替レートの変動にあわせ利益・損失の金額も変動します。これがFXの醍醐味でもありますが、ハイリスク・ハイリターンでもあるため、しっかりと資金管理をしてください。

 

また「ポジション照会」の画面からは、そのまま決済もできます。下図の赤枠「クイック決済」がそれにあたります。

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自分の予想に反し損失が膨らんできたら、そのポジションは傷口が大きくならないように孫卒確定のための決済、いわゆる「損切り」をする必要があります。そのため、予め「いくら以上の損失が出たら損切りするのか」ということを決めておくことも重要です。(※百戦錬磨のトレーダーなどいませんから、心を鬼にして損切りを徹底し、サクサクとトレードした方が賢明です。)

決済注文の発注を行うときは以下のような画面が表示されるので十分確認して実行します。最後に「ポジション照会画面」でポジションが残っていないか確認するようにしてください。

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このように、FXの操作は覚えることがほとんどありませんから、やってみると意外に簡単だなと思うと思います。

グッドラック。