バフェット太郎です。

金先物価格が1800ドルを割り込んだこと、そして著名投資家ウォーレン・バフェット氏やレイ・ダリオ氏、さらにスタンレー・ドラッケンミラー氏が相次いで金や金鉱株のポジションを減らしたことから、個人投資家の中には金の先行き見通しに対して不安を感じている人も少なくないと思います。

しかし、バフェット太郎は金の先行き見通し対して、引き続き強気に見ています。

【金先物価格:日足】
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金の日足チャートを眺めると、上値が切り下がっているほか、50・200日移動平均線を大きく下回るなど、センチメントの悪いチャートであることが確認できます。

しかし、長期チャートを眺めると、カップ・ウィズ・ハンドルの取っ手部分を形成していることから、この先大きく上昇することが期待できます。

【金先物価格(週足):2009ー2021】
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そもそもカップ・ウィズ・ハンドルはティーカップの形をしたチャートパターンのことで、カップを形成した後、取っ手の部分となる調整局面を経て、上に大きく上昇することが期待できるというものです。

そして現在は、取っ手の部分となる調整局面の最中ですから、この取っ手部分が完成し、前回の高値2089ドル水準を上にブレイクアウトすれば、カップの底の幅だけ大きく上昇することが期待できます。

ちなみに、カップの底が1045ドル、高値が2089ドルであることを考えると+100%の上昇が期待できますから、金の目標価格は4000ドルになります。

また、金鉱株はオペレーティング・レバレッジが期待できますから、金価格以上に上昇することが期待できます。

オペレーティング・レバレッジについて、具体的に説明すると、たとえば、金の生産コスト900ドル、金価格1000ドルとした場合、産金会社の利益は100ドルになります。

そこで、金価格が2000ドルと二倍に値上がりした場合、金の生産コストが同じ900ドルなら、産金会社の利益は1100ドルと11倍にもなるのです。

さらに、金価格が4000ドルに値上がりすれば、金価格は当初の1000ドルから4倍に値上がりしたのに対して、産金会社の利益は3100ドルと当初の100ドルから31倍にもなるのです。

このようなレバレッジ効果が期待できることから、金の上昇局面では金鉱株への投資は妙味があると思います。

グッドラック。

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