バフェット太郎です。

ロビンフッダーによって仕手株化したゲームストップ(GME)が2021年1月期の第4四半期決算を発表しました。

EPS(一株当たりの利益)は予想1.35ドルに対して、結果1.34ドルと予想を下回りました。

売上高は予想22億1000万ドルに対して、結果21億2000万ドルと予想を下回りました。

既存店売上高は予想+4.7%に対して、結果+6.5%と予想を上回りました。

既存店売上高に含まれるネット販売は+175%でした。ネット販売は売上高全体の34%を占め、前年の12%から22%ポイント上昇しました。

また、新COO(最高執行責任者)にアマゾン・ドットコム(AMZN)出身のジェナ・オーエンス氏を、ネット通販担当の上級副社長にはペット用品ネット通販のチューイ(CHWY)でEコマース担当副社長だったネダ・パシフィコ氏を迎えることを発表しました。

さて、昨年はコロナ禍でゲーム需要が拡大したことを受けてゲーム販売が好調だったわけですが、今年は5月~6月頃にも米国民の生活が正常化すると予想されていますから、ゲーム需要は大きく落ち込むことが予想されます。

2022年1月期の通期EPSはアナリスト予想0.21ドルの赤字、2023年1月期は1.1ドルになることが予想されています。

【ゲームストップ(GME):日足】
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ゲームストップの株価は予想を下回る四半期決算が嫌気されて、前日比17.81%安と急落しています。また、3月の高値348.50ドルから57.1%安と半値以下になっています。

ただし、本格的に仕手株化する前の10~20ドル水準からは、依然として7~15倍も高い位置で推移しているので、長期保有者は依然として含み益の状態です。

ゲームストップの株高がいつまで続くかわかりませんが、バリュエーション面で言えばかなり割高だと言えます。たとえば、衰退産業であるゲーム小売り専門店のPERは通常であれば10倍前後が妥当ですが、ゲームストップの場合、来期の予想EPSを基に算出しても150倍もあります。

これは、一部のロビンフッダーを中心に「ゲームストップの事業再生がうまくいく」と考えられているからです。とはいえ、ゲームストップは株主に対して、事業再生計画の具体的なコストや時間軸、収益への影響等について何ら説明をしていません。

また、ゲームストップが引き続きオンラインゲーム企業と熾烈な競争が続くことを考えれば、事業再生の見込みは低く、わざわざ高いバリュエーションを支払ってまで投資するような銘柄ではありません。

あくまでボラティリティの大きさを狙ったギャンブル銘柄で、個人投資家は近寄るべきではありません。

グッドラック。

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