バフェット太郎です。

欧州で今、変異株を含めた新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、ドイツ、フランス、イタリアなどの主要国がロックダウン(都市封鎖)を強化しています。

これによって、欧州経済がコロナ危機前の水準に回復するのは2022年後半にずれ込む可能性が指摘されていますから、今年の5月~6月頃にも、正常化すると見られている米国と明暗が分かれた格好です。

また、米国は1人最大1400ドルの現金給付とそれに伴う「消費ブーム」によって、期待インフレ率の上昇が予想されます。その一方で、欧州経済は消費需要が低迷し、期待インフレ率が低迷しています。

こうしたことから、米国と欧州との間で金利差が拡大しており、投資マネーが欧州から米国へと流入しています。

【米独長期金利差】
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実際、米独10年債利回りの推移を眺めると、2月まで金利差は拡大していませんでしたが、3月以降は拡大しています。

通常、世界の投資マネーは相対的に金利が低い所から高い所へと流れる傾向にありますから、米国株の一強状態が続きそうです。また、金利差の拡大がさらに加速すれば、ドルが一段と上昇することが予想されます。

【ドル指数】
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ドル指数の推移を眺めると、200日移動平均線に到達しつつありますから、この水準を上にブレイクアウトすることができるのか、あるいは跳ね返されるのかが注目されます。

ちなみに、ドル高はドルの代替投資先として知られている金にとってマイナス材料になります。

【金先物価格】
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金先物価格の日足チャートを眺めると、弱気のトレンドチャネルを形成しており、依然として低迷が続いています。今後はトレンドラインの1800ドルをターゲットに反発することが期待できますが、この水準を大きく上にブレイクアウトすることができなければ、弱気トレンドが継続することを意味します。

そのため、金に投資している投資家が報われる日はまだ遠そうです。

とはいえ、ドル指数は長期的に見れば弱気トレンドに入っている可能性があるため、仮にそうであれば、金の調整局面は金投資を始める絶好のチャンスになり得ます。

【ドル指数:長期】
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たとえば、ドル指数には15年周期があることで知られていて、実際、過去50年のドル指数の推移を振り返ると、1980年、1995年、2011年と、概ね15~16年の周期でボトムを付けていることがわかります。

そのため、仮に2011年を起点にすれば、2026~2027年頃にも再びボトムを付けることが予想されるのです。つまり、ドル安トレドが2026~2027年頃まで続くわけですから、金は上昇することが予想されるのです。

【金の長期チャート】
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実際、金の長期チャートを眺めると「カップ・ウィズ・ハンドル」を形成していることがわかります。

「カップ・ウィズ・ハンドル」はティーカップの形をしたチャートパターンのことで、カップを形成した後、取っ手の部分となる調整局面を経て、上に大きく上昇することが期待できるというものです。

現在はその取っ手となる調整局面に当たりますが、ネックラインの2000ドル水準を上にブレイクアウトすれば、金が本格的に強気相場入りすることが期待できますから、米欧の長期金利差拡大によるドル高金安は、これから金投資を始める絶好のチャンスになるかもしれません。

グッドラック。

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