バフェット太郎です。
10日、ハイテク株を多く含むナスダック総合指数が前日比2.55%安の1万3401.86と急落しました。
ナスダックが急落している主な要因は、「消費ブーム」に伴うインフレ懸念が高まっているためです。たとえば、米国では1回以上ワクチンを接種した人の割合は45.3%に達し、経済の正常化が順調に進んでいます。
【5年物ブレークイーブン・レート】
こうしたことから、債券投資家が予想する向こう5年間の年平均インフレ率が2006年以来の高水準をつけました。
なぜ、インフレ懸念が高まるとハイテク株は売られるのか?と言えば、長期金利も上昇してしまうからです。そして、長期金利が上昇すればPERなどの株式のバリュエーションは下落しますから、高PER株の多いハイテク株ほど売られやすくなってしまうのです。
【バリュー株/グロース株指数】
このチャートはバリュー株指数をグロース株指数で割ることで求めた指数の推移になります。
チャートを眺めると、昨年11月の大統領選挙以降、下値が切り上がっており、50日移動平均線をサポートライン(下値支持線)にして上昇トレンドにあることがわかると思います。
つまり、バリュー株がグロース株をアウトパフォームし始めたということです。
近年、グロース株がバリュー株に対して優位だったことから、個人投資家の中には「グロース株に長期投資すればお金持ちになれる」と信じている人も少なくありません。
しかし、株式市場の歴史を振り返ると、グロース株はバリュー株を常にアウトパフォームしていたわけではありませんでした。
【バリュー株/グロース株指数】
たとえば、1999年以降の「バリュー株/グロース株指数」の推移を眺めると、2000年から2008年まで指数が上昇した一方で、2008年から2021年にかけて指数が下落したことがわかります。
つまり、2000年代は概ねバリュー株の時代であり、2010年代はグロース株の時代だったというわけです。
しかし、経済の正常化が進む中、これからはインフレ懸念が高まることからバリュー株がグロース株をアウトパフォームしやすくなると思います。
個人投資家の中にはハイパーグロース株ばかりに投資している人もいますが、何十銘柄のハイパーグロース株に分散投資しようとも、長期金利が上昇する局面ではすべて売られます。
【ナスダック総合指数】
ナスダック総合指数の週足チャートを眺めると、相場の天井のシグナルとなるダブルトップを形成していることが確認できます。
通常、ネックラインとなる1万2397を割り込めば、ネックラインとトップまでの幅の分だけ値下がりすることが予想されますから、1万1000を割り込む可能性があります。
グッドラック。
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ナスダックが急落している主な要因は、「消費ブーム」に伴うインフレ懸念が高まっているためです。たとえば、米国では1回以上ワクチンを接種した人の割合は45.3%に達し、経済の正常化が順調に進んでいます。
【5年物ブレークイーブン・レート】
こうしたことから、債券投資家が予想する向こう5年間の年平均インフレ率が2006年以来の高水準をつけました。
なぜ、インフレ懸念が高まるとハイテク株は売られるのか?と言えば、長期金利も上昇してしまうからです。そして、長期金利が上昇すればPERなどの株式のバリュエーションは下落しますから、高PER株の多いハイテク株ほど売られやすくなってしまうのです。
【バリュー株/グロース株指数】
このチャートはバリュー株指数をグロース株指数で割ることで求めた指数の推移になります。
チャートを眺めると、昨年11月の大統領選挙以降、下値が切り上がっており、50日移動平均線をサポートライン(下値支持線)にして上昇トレンドにあることがわかると思います。
つまり、バリュー株がグロース株をアウトパフォームし始めたということです。
近年、グロース株がバリュー株に対して優位だったことから、個人投資家の中には「グロース株に長期投資すればお金持ちになれる」と信じている人も少なくありません。
しかし、株式市場の歴史を振り返ると、グロース株はバリュー株を常にアウトパフォームしていたわけではありませんでした。
【バリュー株/グロース株指数】
たとえば、1999年以降の「バリュー株/グロース株指数」の推移を眺めると、2000年から2008年まで指数が上昇した一方で、2008年から2021年にかけて指数が下落したことがわかります。
つまり、2000年代は概ねバリュー株の時代であり、2010年代はグロース株の時代だったというわけです。
しかし、経済の正常化が進む中、これからはインフレ懸念が高まることからバリュー株がグロース株をアウトパフォームしやすくなると思います。
個人投資家の中にはハイパーグロース株ばかりに投資している人もいますが、何十銘柄のハイパーグロース株に分散投資しようとも、長期金利が上昇する局面ではすべて売られます。
【ナスダック総合指数】
ナスダック総合指数の週足チャートを眺めると、相場の天井のシグナルとなるダブルトップを形成していることが確認できます。
通常、ネックラインとなる1万2397を割り込めば、ネックラインとトップまでの幅の分だけ値下がりすることが予想されますから、1万1000を割り込む可能性があります。
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