バフェット太郎です。
中国国家統計局が発表し生産者物価指数は予想+6.5%に対して、結果+6.8%と予想を上回りました。
【生産者物価指数】

そもそも、生産者物価指数とは工業出荷価格の指標になりますから、世界の工場と言われている中国の生産者物価指数が上昇しているということは、インフレ圧力が世界に広がっていることを示唆しています。
新型コロナウイルスの感染再拡大や、世界のサプライチェーン(供給網)の混乱が長期化していることから、コモディティ価格が上昇しており、それによって生産者物価指数も上昇していると考えられます。
【銅先物価格】

実際、銅先物価格は一時4.88ドルと、昨年の安値1.97ドルからおよそ2.5倍に値上がりしているほか、これまでの過去最高値だった4.65ドル(2011年)も上回っています。
ちなみに、銅だけではなく、木材や半導体も世界的に不足していますから、住宅、家電、自動車、コンピュータなど、様々な製品の価格が一段と上昇し、インフレが加速する公算が大きいです。
これまで、「(2021年の4月以降の物価上昇率は)コロナ禍によって一時的に上振れる」と見られており、再び鈍化するだろうと考えられていましたが、コモディティの供給が簡単に回復しない場合、インフレは一時的ではなく長期化する可能性が強まります。
【GSCI/S&P500:1973ー2020】

このチャートは、コモディティ指数(GSCI)をS&P500種指数で割ることで求めた指数の推移で、現在歴史的な低水準にあることがわかると思います。
この指数の見方は、指数が上昇していれば、それはコモディティ価格がS&P500種指数をアウトパフォームしていることを意味する一方で、指数が下落していれば、それはコモディティ価格がS&P500種指数をアンダーパフォームしていることを意味します。
つまり、2008年の金融危機以降、指数が一貫して下落しているということは、コモディティ価格がS&P500種指数を一貫してアンダーパフォームしていることを意味します。
しかし、そのトレンドもすでに反転の兆しを見せています。
【GSCI/S&P500種指数】

たとえば、「GSCI/S&P500レシオ」の週足チャートを眺めると、50週移動平均線をサポートラインに上昇トレンドが始まったことが確認できます。
過去を振り返ると、「GSCI/S&P500レシオ」は、1973年のオイルショック、1990年の湾岸戦争、2008年の金融危機と、17~18年の周期でピークをつけたいたことから、次のピークは2008年から17~18年後の2025~2026年頃になることが予想されます。
つまり、向こう4~5年にかけてコモディティ価格がS&P500種指数を一貫してアウトパフォームすることが期待できるということです。
グッドラック。
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【生産者物価指数】

そもそも、生産者物価指数とは工業出荷価格の指標になりますから、世界の工場と言われている中国の生産者物価指数が上昇しているということは、インフレ圧力が世界に広がっていることを示唆しています。
新型コロナウイルスの感染再拡大や、世界のサプライチェーン(供給網)の混乱が長期化していることから、コモディティ価格が上昇しており、それによって生産者物価指数も上昇していると考えられます。
【銅先物価格】

実際、銅先物価格は一時4.88ドルと、昨年の安値1.97ドルからおよそ2.5倍に値上がりしているほか、これまでの過去最高値だった4.65ドル(2011年)も上回っています。
ちなみに、銅だけではなく、木材や半導体も世界的に不足していますから、住宅、家電、自動車、コンピュータなど、様々な製品の価格が一段と上昇し、インフレが加速する公算が大きいです。
これまで、「(2021年の4月以降の物価上昇率は)コロナ禍によって一時的に上振れる」と見られており、再び鈍化するだろうと考えられていましたが、コモディティの供給が簡単に回復しない場合、インフレは一時的ではなく長期化する可能性が強まります。
【GSCI/S&P500:1973ー2020】

このチャートは、コモディティ指数(GSCI)をS&P500種指数で割ることで求めた指数の推移で、現在歴史的な低水準にあることがわかると思います。
この指数の見方は、指数が上昇していれば、それはコモディティ価格がS&P500種指数をアウトパフォームしていることを意味する一方で、指数が下落していれば、それはコモディティ価格がS&P500種指数をアンダーパフォームしていることを意味します。
つまり、2008年の金融危機以降、指数が一貫して下落しているということは、コモディティ価格がS&P500種指数を一貫してアンダーパフォームしていることを意味します。
しかし、そのトレンドもすでに反転の兆しを見せています。
【GSCI/S&P500種指数】

たとえば、「GSCI/S&P500レシオ」の週足チャートを眺めると、50週移動平均線をサポートラインに上昇トレンドが始まったことが確認できます。
過去を振り返ると、「GSCI/S&P500レシオ」は、1973年のオイルショック、1990年の湾岸戦争、2008年の金融危機と、17~18年の周期でピークをつけたいたことから、次のピークは2008年から17~18年後の2025~2026年頃になることが予想されます。
つまり、向こう4~5年にかけてコモディティ価格がS&P500種指数を一貫してアウトパフォームすることが期待できるということです。
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