バフェット太郎です。

投資家は利上げを心配して投資に躊躇する必要はありません。ぼくがそう考える理由は過去の経験則に基づいています。
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(引用元:Value Walk

過去30年を振り返れば、FRBが利下げから利上げに大きく舵を切ったのは1986年、1994年、2004年、2015年の四回だけです。そして利上げの翌年は株価が必ず低迷していることがわかると思います。つまり年明けから株価が低迷しているのは昨年末に利上げしたからだと言えるのです。

では、その後どうなったかと言えば、株価は大きく上昇しています。そもそもFRBが利上げをするということは、米国経済が好調だからであって、株価を暴落させるためでも景気を悪くするためでもありません。バブルにならないように、適度に空気を抜いてやるのが利上げの目的です。

反対にFRBが利下げするときが一番怖いです。08年のリーマンショックは07年にFRBが利下げをした翌年に起こりました。また、01年のITバブルもFRBの利下げとともに弾けました。つまり、投資家が真に恐れなければならないのは高金利からの利下げであって、低金利からの利上げではないのです。

現在の水準は0.25~0.50%程度ですが、過去の水準から見れば異例の低金利であることに変わりはありません。別の言い方をすれば、株価の伸びしろはまだまだ全然余裕であるというわけです。だからジム・ロジャーズ氏の景気後退論はハズレると思います。

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それでももし株価がリーマンショック級の、あるいはそれ以上の暴落があったら、バフェット太郎は株を買い増すことができるのか?と問われれば、ぼくは迷わず「Yes」と答えます。ぼくがそう考える理由は、株価の低迷が資産を最大化させるうえで必要なプロセスだということを知っているからです。

歴史を振り返れば、世界恐慌の起きた1929年、380ドルだったNYダウは三年後の1932年に40ドルまで暴落しました。これはおよそ90%もの大暴落です。そして再び380ドルをつけたのは世界恐慌から25年後の1954年のことでした。つまり、配当を除けば投資家の資産は25年間全然増えていないということになります。暴落を恐れている人は、こうした歴史が再び繰り返されるのではないかと心配しているわけです。

では、もし世界恐慌など起きなくて、1929年から1954年まで株価はずっと横ばいで、さらに配当の減配などもなかったとしたら、投資成績はどうなったと思いますか?

1929年に1000ドル投資し、配当を再投資した場合のトータルリターンは2.72倍の2720ドルになりました。これは年率4%で資産が増えたことになります。でもこれって、現実よりも果たしてトータルリターンは高かったと言えるでしょうか。

実際の恐慌では株価は暴落し、配当も減配しました。それでも株を売らずに配当を再投資した場合、1929年に投資した1000ドルは4.44倍の4440ドル(年率6%)にもなったのです。これは恐慌がなかった場合のトータルリターンより1.6倍も高いです。なぜこのようなことが起きるのかと言えば、配当は55%減少したものの、株価はそれ以上暴落したため、結果的に配当利回りが上昇したからです。そして配当利回りが上昇すれば、当然トータルリターンも上昇します。結果、粘り強い投資家たちほど資産を増やすことができたというわけです。

つまり、配当再投資を戦略とする場合、恐慌や不況とは資産を最大化するうえで必要なプロセスだというわけです。従って長期投資家は株価の低迷にもっとポジティブになっていいと思います。(ちなみに「大恐慌がなかったら」のシミュレーションはジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』p159を参考・引用しています。)



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