バフェット太郎です。

インフレ懸念が高まる中、投資家の資産を守ってくれる投資対象は株式や債券ではなくコモディティです。

歴史を振り返れば、インフレ率が高い時の金のパフォーマンスは良好で、これはインフレ率が二桁台に急上昇した国でも金の価値は維持されたそうです。

【インフレ期における実質年率リターンの比較】
1
このグラフは1926年以降に、インフレ上昇が6カ月以上続き、5%以上のピークをつけた8回の期間を対象に、各種資産のパフォーマンスを調査した結果になります。

たとえば、過去8回のインフレ期におけるコモディティの実質年率リターンは+14%で、金は+13%と、S&P500の-7%を大幅にアウトパフォームしたほか、この期間における石油株や鉱山株も、S&P500をアウトパフォームしました。

そのため、インフレが加速する場合、コモディティやコモディティ関連株に投資妙味があると言えます。

実際、インフレが懸念されている中、すでにコモディティとコモディティ関連株は上昇傾向にあり、たとえば、原油価格は65.37ドルと、昨年末の45.52ドルから+34.7%と上昇したほか、銅価格も4.65ドルと、昨年末の3.52ドルから+32.1%も上昇しています。

そして、コモディティ価格以上に石油株や鉱山株は大きく上昇していて、たとえば、石油メジャー最大手のエクソン・モービル(XOM)の株価は、今年に入って+47.4%と大きく上昇したほか、世界最大級の銅山株であるフリーポート・マクモラン(FCX)に至っては、+62.5%と大暴騰しています。

ちなみに、同期間におけるS&P500種指数は+11.1%で、これはアマゾンの株価が-1%、アップルに至っては-3.9%と、低迷していることが足枷になっているからです。

【金ETF:日足】
1
また、これまでコモディティの中で唯一出遅れていた金も、底打ちのシグナルとなるダブルボトムを形成してようやく底打ちしたほか、200日移動平均線も上にブレイクアウトしました。

【金鉱株ETF】
2
金鉱株ETFに至っては、200日移動平均線がサポートラインに転換しましたから、ここから一段と上昇することが期待できます。

2020年代は米国株の時代から、金やコモディティの時代になるのかもしれません。

グッドラック。

【無料】米国高配当株レポートの「オックスフォードインカムレター」はこちらからどうぞ

【無料】米国優良株レポートの「モトリーフール」はこちらからどうぞ

SPONSORED LINK