バフェット太郎です。

仮想通貨ビットコインが一時2万9925ドルと、直近の高値6万4900ドルから53.9%安と大暴落しましたほか、イーサリアムも一時1948ドルと、直近の高値4380ドルから55.5%安と大暴落しました。

【ビットコイン:日足】
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仮想通貨が軒並み大暴落した背景には、中国政府が国内の金融機関等に対して、仮想通貨取り扱いの禁止方針を改めて強調したことや、中国内モンゴル自治区において仮想通貨マイニング企業を告発できるプラットフォームが設置されるなど、締め付けが強化されたことが挙げられます。(※内モンゴルでは、仮想通貨マイニングが禁止されています。)

さらに、OCC(米通貨監督庁)が仮想通貨関連の政策方針を見直す考えを表明したことも、マイナス材料になりました。たとえば、銀行による仮想通貨のカストディ(管理・保管)サービスが可能になりましたが、これが見直される可能性があります。

そもそも、ビットコインが大きく値上がりしてきた背景には、「機関投資家がポートフォリオの一部にビットコインを組み入れる可能性がある」というストーリーへの期待感がありました。

しかし、このストーリーを実現させるためには、機関投資家は購入したビットコインが、ハッカー集団によって盗まれたりしないように、管理・保管してくれる銀行に預ける必要があるのです。

こうした問題がある中で、今年2月にバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)が仮想通貨のカストディサービスに参入すると発表したことで、「機関投資家がポートフォリオの一部にビットコインを組み入れる可能性がある」というストーリーが現実味を帯び始めたのです。

そのため、このストーリーに懸念が浮上したことも、ビットコイン暴落の引き金となった可能性があります。

そして、ビットコインが暴落する中で、大規模なロスカットが発生したことも売りに拍車を掛けました。

【ビットコイン:週足】
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ビットコイン価格は一時50週移動平均線の2万7808ドル水準をターゲットに急落する場面がありましたが、結局、2万9925ドルで反発しました。

直近の高値から一時半値以下になったことから下げ幅としては十分ですが、ここから二番底を目指す可能性があることを考えると、暴落局面がこれで終わったとは言えません。

いずれにせよ、タイミングを正確に計ることなど誰にもできませんが、十分値下がりして、誰もが悲観的になっている局面こそ、絶好の買い場だと思います。

グッドラック。

 

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※1 暗号資産(仮想通貨)取引サービス利用者 20-69歳男女1,000人を対象に、インターネットによるアンケートを実施。調査実施日は2020年6月18-29日。調査機関:(株)インテージ 

※2 Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2019年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む) 

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