バフェット太郎です。
米バイオ医薬品大手バイオジェン(BIIB)のアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」がFDA(米食品医薬品局)に承認されました。
「アデュカヌマブ」は、脳内に蓄積して認知機能を低下させると考えられている有害なタンパク質「アミロイドベータ」を除去する効果があるとされています。つまり、アルツハイマー病の根本的な原因に直接作用し、進行遅らせることが期待できるというわけです。
製品名は「アデュヘルム」で、年間治療費は5万6000ドル、年間売上高は100億~500億ドルのブロックバスター(超大型新薬)になります。
バイオジェンの2021年の通期の予想売上高は105億5000万ドルで、主力の多発性硬化治療薬「テクフィデラ」の特許が切れたことでジェネリック薬にシェアを奪われていますから、同社がブロックバスターを獲得したことは大きなプラス材料になります。
【バイオジェン:BIIB】
バイオジェンの株価はFDAの承認を好感して、前日比+38.34%高と大暴騰しました。
【バイオジェンの経営成績】
バイオジェンの過去10年の経営成績を振り返ると、SPS(一株当たりの売上高)が順調に拡大していたことがわかります。
しかし、前述した通り主力の多発性硬化治療薬「テクフィデラ」の特許が切れたことで、今後は売上高が低迷することが予想されていましたから、株価は冴えない展開が続いていた。
しかし、新たな成長エンジンとなり得る「アデュカヌマブ」が承認されたことで、業績の一段の拡大が期待できます。
ただし、アルツハイマー病を根治するものではなく、飽くまで進行を遅らせることが期待できるだけですし、FDAは承認後に再度検証試験を行う必要があるとして「仮に効果が確認されたなかった場合、承認を取り消す可能性がある」と発表しています。
そのため、投資家は過度な楽観には十分注意する必要があります。
グッドラック。
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米バイオ医薬品大手バイオジェン(BIIB)のアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」がFDA(米食品医薬品局)に承認されました。
「アデュカヌマブ」は、脳内に蓄積して認知機能を低下させると考えられている有害なタンパク質「アミロイドベータ」を除去する効果があるとされています。つまり、アルツハイマー病の根本的な原因に直接作用し、進行遅らせることが期待できるというわけです。
製品名は「アデュヘルム」で、年間治療費は5万6000ドル、年間売上高は100億~500億ドルのブロックバスター(超大型新薬)になります。
バイオジェンの2021年の通期の予想売上高は105億5000万ドルで、主力の多発性硬化治療薬「テクフィデラ」の特許が切れたことでジェネリック薬にシェアを奪われていますから、同社がブロックバスターを獲得したことは大きなプラス材料になります。
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バイオジェンの株価はFDAの承認を好感して、前日比+38.34%高と大暴騰しました。
【バイオジェンの経営成績】
バイオジェンの過去10年の経営成績を振り返ると、SPS(一株当たりの売上高)が順調に拡大していたことがわかります。
しかし、前述した通り主力の多発性硬化治療薬「テクフィデラ」の特許が切れたことで、今後は売上高が低迷することが予想されていましたから、株価は冴えない展開が続いていた。
しかし、新たな成長エンジンとなり得る「アデュカヌマブ」が承認されたことで、業績の一段の拡大が期待できます。
ただし、アルツハイマー病を根治するものではなく、飽くまで進行を遅らせることが期待できるだけですし、FDAは承認後に再度検証試験を行う必要があるとして「仮に効果が確認されたなかった場合、承認を取り消す可能性がある」と発表しています。
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