バフェット太郎です。

15・16日の日程で開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)で、ゼロ金利政策と量的緩和の継続が決定しました。ただし、利上げ時期については早まる可能性が示唆されたことで、株式市場は下落しました。

【ドットプロット:6月FOMC】
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たとえば、FOMCメンバー18人が予想する将来の政策金利を表したドットプロットを眺めると、2021年の0%~0.25%のレンジ内に18個のドットが一列に並んでいることがわかります。

これは、FOMCメンバー18人全員が年内の利上げはないと予想していることを意味します。

しかし、2022年になると、0%~0.25%のレンジ内のドットが11個に減った一方で、0.25%~0.75%のレンジ内に7個のドットがあることがわかります。

これは、FOMCメンバー18人中7人が2022年末までに、少なくとも一回以上の利上げがあると予想していることを意味し、前回(4月のFOMC)の4人から上方修正されました。

そして、2023年においては0%~0.25%のレンジ内のドットが5個しかない一方で、0.5%~1.75%のレンジ内に11個のドットがあることがわかります。

これは、FOMCメンバー18人中11人が2023年末までに、少なくとも二回以上の利上げがあると予想していることを意味し、前回の6人からほぼ倍増しました。

パウエル議長は4月のFOMC後の記者会見で、少なくとも、2023年末までゼロ金利政策を維持することを前提にしていましたが、今回のFOMCでその前提は崩れ去り、利上げの開始時期が前倒しされる可能性が示唆されたと言えます。

とりわけ、2022年末までに少なくとも一回以上の利上げがあると予想しているメンバーは前回の4人から7人に増え、あと3人増えるだけで10人と過半数に達しますから、2022年末までに少なくとも一回以上の利上げがある可能性が高まっていると言えます。

グッドラック。

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