バフェット太郎です。

日本経済新聞によると、GAFAの時価総額が日本株すべての時価総額を上回ったとのこと。

そもそも、日本には約3800社が上場していて、すべての上場企業の時価総額を足し合わせると、約6兆8000億ドル(約750兆円)にもなるわけですが、米国は「GAFA」のたった4社だけで7兆ドル(約770兆円)と、日本株全体の時価総額を上回りました。

時価総額が最も大きいアップルは約2兆4000億ドル、アルファベット約1兆9000億ドル、アマゾン・ドットコム約1兆7000億ドル、フェイスブック約1兆ドルで、GAFAに共通することは、スマホやネット広告、クラウドサービスなど、それぞれの分野で圧倒的な競争力を持っていることです。

【部門別売上高構成比】
6
たとえば、アップルを例に挙げると、同社の部門別売上高構成比のおよそ半分を占めているのが「iPhone(49%)」です。

【世界シェア】
5
そして世界のスマホシェアにおける「iPhone」の割合は27%と、サムスンの28%に次いで世界第二位となっています。ちなみに、日本のソニーなどは「その他」に含まれていますから、日本の競争力がいかに低いかということがわかります。

【アップル業績推移:2011-2020】
1
このグラフは過去10年のアップルの売上高とフリーキャッシュフロー、そしてFCF・マージンの推移を表したものになります。

フリーキャッシュフローというのは、本業の儲けを表す営業CFから設備投資を差し引いた純現金収支のことで、FCF・マージンはフリーキャッシュフロー÷売上高で求めた収益性を表す指標です。

たとえば、いくらたくさん「iPhone」を売って利益を稼いだとしても、「iPhon・シリーズ」の新製品を開発するために莫大な設備投資を必要とするなら、手元にはほとんどお金が残りません。

しかしその一方で、新製品の開発にほとんど設備投資を必要としなければ(あるいは営業キャッシュフロー・マージンに対する投資支出の割合が小さければ)、莫大な現金を手元に残すことができますから、経営陣はその自由に使える資金で企業買収したり、あるいは配当や自社株買いをするなどして、株主価値の最大化を実現することができます。

では、アップルはどうなのかというと、アップルのFCF・マージンは27%とかなり高水準ですから、新製品の開発などにほとんど資金を必要としていないだけではなく、「iPhone」が収益性の高いビジネスであることがわかります。

ちなみに、FCF・マージンは15%あれば高水準と言われていますが、日本(TOPIX)の平均FCF・マージンは6%程度しかありません。

【ソニー業績推移(2012-2021)】
1
たとえば、ソニーの業績を眺めると、売上高は9兆円とアップルの2700億ドル(約30兆円)の三分の一で、過去9年の売上高成長率は年平均+3.7%と、アップルの+10.9%を大きく下回っています。

また、フリーキャッシュフローは8400億円と、アップルの730億ドル(約8兆円)のおよそ10分の1程度しかありません。これは、ソニーのFCF・マージンが9.3%と、アップルの27%の三分の一しかないからです。

つまり、ソニーはアップルと比べて、競争優位性や収益性が著しく低く、その結果、経営陣が自由に使える資金も限られていますから、業績の差は埋まるどころか開き続けることが予想されます。

【GAFA経営成績】
1
ちなみに、GAFAのアップルを除く3銘柄についても簡単に紹介すると、たとえば、過去9年の平均売上高成長率はアルファベットが+19%、アマゾン+26%、フェイスブック+42%、前期のFCF・マージンはアルファベットが23%、アマゾン7%、フェイスブック28%となっています。

アマゾンのFCF・マージンが低い理由は、ネット通販事業の収益性が低いことが原因で、主力のクラウド事業「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」に限定すれば、営業利益率は28%もあります。

ちなみに、世界のクラウド市場の35%をAWSを占めるなど、圧倒的な競争力を誇っています。

【広告シェア】
 2
また、アルファベットとフェイスブックは、米国のデジタル広告シェアでアルファベットは29%、フェイスブック25%と、二社だけで半分以上を占めるなど、寡占状態になっているわけですが、こうした競争力の強さを武器に、利益成長は今後も続くことが予想されます。

つまり、こうした競争優位性や収益性の違いによって、日本と米国との差は埋まるどころか開き続けることが予想されます。

そのため、日本の個人投資家は長期的な資産形成を考えた場合、日本株に投資をするよりも米国株に投資をした方が賢明だと言えるんです。

そこで、これから米国株投資を始めようと考えている投資初心者はPayPay証券 がおすすめです。

なぜなら、米国株は一株から購入することができますが、アマゾンの株価は約3300ドル、アルファベット約2900ドル、フェイスブック約370ドル、アップル約150ドルですから、仮に一株ずつ購入すればアマゾンに偏ったポートフォリオになってしまいますし、均等に分散投資しようと思えば1万6500ドル(約180万円)も必要になってしまうからです。

しかし、PayPay証券なら1000円単位で買い注文を出すことができます。これは、PayPay証券が予め購入した株を個人投資家に小分けして配ってくれるからです。

つまり、5000円もあれば5銘柄に均等に分散投資することができますし、自分好みのポートフォリオを構築することもできますから、これから少額で米国株投資を始めたいと考えている個人投資家にとってPayPay証券はおすすめです。

ちなみに、口座開設して頂けた方限定でオリジナルレポートを公開中です。2021年下半期の注目銘柄25選を紹介していますから、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

グッドラック。

PayPay証券の無料口座開設はこちらからどうぞ

One Tap BUY One Tap BUY