バフェット太郎です。

ビデオ会議システム「ズーム」を提供しているズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

・EPSは予想1.16ドルに対して、結果1.36ドルと予想を上回りました。

・売上高は予想9億9100万ドルに対して、結果10億2000万ドルと予想を上回りました。

・第3四半期EPS見通しは予想1.09ドルに対して、新ガイダンス1.07~1.08ドルと予想を下回りました。

・第3四半期売上高見通しは予想10億1000万ドルに対して、新ガイダンス10億1500万~10億2000万ドルと予想を上回りました。

・2022年通期のEPS見通しは予想4.67ドルに対して、新ガイダンス4.75~4.79ドルと予想を上回りました。

・2022年通期の売上高見通しは予想40億1000万ドルに対して、新ガイダンス40億0500万~40億1500万ドルと中値に一致しました。

ズームは2019年4月に上場して以降、一度も四半期決算でEPS、売上高、ガイダンスが予想を下回ることはありませんでしたが、今回は初めてガイダンス(第3四半期EPS見通し)が予想を下回りました。

決算発表直後、ズームの株価は時間外取引で11%安と急落しました。

★★★

新型コロナワクチンの普及によってオフィスを再開する企業が増え始めていますが、多くの企業はこの先もオフィスとリモートのハイブリッド勤務モデルを継続・促進してゆくことを考えると、顧客のズーム離れは考えにくいです。

しかし、第2四半期の新規法人顧客数(従業員数10名以上)は7900と、前年同期の約3万から大幅に失速したほか、第3四半期の売上高見通しは10億1500万~10億2000万ドルと、第2四半期の10億2000万ドルを割り込むことが予想されていますから、これまでの成長はもう期待できません。

【ズーム(ZM):週足】
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ズーム株はこれまで新型コロナウイルスの感染拡大を追い風に株価が一時589ドルまで値上がりする場面がありましたが、現在はピークから41%安の348ドルまで値下がりしています。

ビデオ会議のズームビデオに限らず、フィットネスバイクのペロトン(PTON)、新型コロナワクチンのバイオンテック(BNTX)とモデルナ(MRNA)など、コロナ関連株はすでに低迷しており、株式市場はコロナ後の世界を見据えています。

グッドラック。

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