バフェット太郎です。

コンファレンスボード(全米審議委員会)が発表した消費者信頼感指数は予想124に対して、結果113.8と予想を大きく下回りました。

そもそも消費者信頼感指数とは、消費者が今の経済をどのように感じているのか、そしてこの先どうなると思っているのか、ということについて意見調査の結果をまとめたもので、景気の先行指標として知られています。

指数の見方は、指数が上昇していれば人々が足元の経済が順調であり、先行き見通し対して楽観的になっている一方で、指数が下落していれば人々が足元の経済に不安を覚えているほか、先行き見通しに対しても悲観的になっていることを意味します。

また、指数の振れが大きいことから、数カ月のトレンドで判断する必要があります。これは、人々の心理が日々のニュースに影響を受けやすく、振れが大きくなりやすい傾向にあるからです。

【消費者信頼感指数】
1
さて、1980年以降の消費者信頼感指数を眺めると、指数が下落トレンドに入った後にリセッション(景気後退)入りしていることがわかります。

今回は、6月の128.9をピークに、7月125.1、8月113.8と二カ月連続で下落していますから、これが下落トレンドの始まりなのか、あるいは一時的な下落なのかを慎重に見極める必要があります。

ちなみに、消費者信頼感指数が悪化した主な要因は、デルタ変異株の感染拡大によって、レストランやレジャー・娯楽、航空旅行、ホテルなどへの消費が減速しているためです。また、食品やガソリン価格が高騰していることも、消費者心理を一段と悪化させている可能性があります。

ただし、コンファレンスボードは「デルタ変異株の感染拡大と物価上昇が、信頼感の低下に繋がった」としつつも、「今後の消費を大きく抑制すると考えるのは早計だ」としました。

【米国:新規感染者数】
3
米国の一日当たりの新規感染者数は8月に一時19万人に上る場面がありましたが、現在は15万6000人に減速していることから、ピークアウトした可能性があります。

グッドラック。

【無料】永久保有したい米配当株6選
【次のGAFAM】なぜこれからの2年間が米国株投資のチャンスなのか?
【無料】米国優良株レポートの「モトリーフール」はこちらからどうぞ
【無料体験】ゼロから学べる「米国株コース」はこちらから

SPONSORED LINK
One Tap BUY