バフェット太郎です。

お金持ちになりたければ、収入を増やし支出を減らし、余ったお金を投資に回せば良い。こうした考え方は世界共通の考え方で、今も昔も変わりません。本田静六著『私の財産告白 (実業之日本社文庫)』は、お金持ちになる方法が書かれた幻の名著です。

そもそも本田静六とは、1892年に東京農家大学の助教授になると、給与の四分の一を貯蓄や投資に回すことで莫大な財産を築き、その全財産を匿名で寄付し、その後もお金や人生に関する哲学本を書き続けました。

お金の話ってなんだかしづらいですよね。株で儲けたとか、給与がいくらあるとか、貯金がいくらとか。そういう話はなんだか自慢話になってやりにくいし、妬みを買ったりします。でも、ほとんどの人はお金のある世界に生きて、お金に一生苦労して生きているわけで、お金に背を向けては生きられません。

ぼくたちはもっとお金の真実を知る必要があります。それは、どうやったらお金持ちになれるのか。どうやったらお金に困らず生きていけるのか、という答えを見つける必要があるわけです。本書にはその答えが書かれています。

本田静六はもともとお金持ちではありませんでした。苦学の末、ドイツのミュンヘン大学で国家経済学博士号を取ると、1892年に東京農家大学の助教授になります。しかし、給与は決して多くはありませんでした。それにも関わらず、彼は給与の四分の一を貯蓄や投資に回しました。当然、給与の四分の三では生活がぎりぎりで、月末になると食べる物が買えず、子供たちは「お母さん、今夜も胡麻塩?」と泣くのです。

これには断腸の思いがしたと語っていますが、その後の文章には彼の計画、彼の信念が綴られています。

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ぼくたちは少しでも辛いことがあると、すぐに言い訳という逃げ道を選びます。お金より子どもや家族の健康が一番だとか、お金より大切なものはたくさんあると思えば、もうお金持ちになることはできません。

本書を読み、彼の言葉、彼の信念、彼の魂を聞くことで、お金の真実の、その答えを知ることができるはずです。そしてその答えは、みんなが思っているよりずっと残酷な物語なのかもしれません。

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