バフェット太郎です。

5日のNYダウ株式市場は、前日比-133.68ドル(-0.75%)安の1万7603.32ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は欧州の経済不安や原油安に加えて、企業決算が低調になると予想されていることから、利食い売りが発生したためです。セクター別では、金融株や食品株が売られる一方で金鉱株は大きく上昇しました。

S&P500種構成企業の第1四半期決算は平均利益が前年同期比7.1%減少し、特にエネルギーセクターが大きく落ち込むと予想されています。

米経済指標はまちまちな内容でした。2月の貿易収支は赤字額が予想よりも膨らんだ一方、3月のISM非製造業総合指数は、予想54.2ptに対して、結果54.5ptと市場予想を上回りました。内訳を見ると、雇用が節目となる50ptを上回ったほか新規受注も増加し、底打ちが期待できる内容でした。

そもそもISM非製造業指数とは、銀行、小売業、卸売業、などのサービス業の購買担当役員から見た景気の状況を表しています。つまり、現場では「景気がいいね」という声が上がっているわけです。
1
(出所:ヤフーファイナンス

この指数の見方は、コンスタントに50ptを上回っているかどうかを見ます。その理由は、ISM非製造業景況指数が比較的新しい指標で、振れがかなり大きいため、トレンドはあてにならないからです。また、非製造業の購買担当役員は、鉄鋼メーカーの役員ほど重要なポジションでないことも理由のひとつです。

(経済指標の読み方に関しては、『ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール』が参考になるので手元に一冊あると重宝します。)

個別銘柄では、アイルランドの製薬会社アラガン(AGN)の株価が-14.77%急落しました。これは、ファイザー(PFE)がAGNを買収・合併後、本社をアイルランドへ移転する「税逃れ行為」を、米財務省が防ぐ追加措置を発表したためです。

また、金価格の上昇を受けて、金鉱株が上昇しました。
2
SPONSORED LINK
マーケット・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)の週足チャートですが、三角保ち合いを形成していることから、どちらか一方に大きく放たれることが予想されています。

スポンサードリンク
SPONSORED LINK