バフェット太郎です。

原油で儲けたとかただの運だからていう話。

ウォールストリート・ジャーナル日本版に一昨年以降の原油相場急落を予想して、莫大な利益を上げたファンドマネジャー、ピエール・アンデュラン氏の記事。

この記事によればアンデュラン氏が今年の1月から原油を買い始めたとのこと。原油に対して強気になった主な要因は、相場が反転しつつあることを示すシグナルが多くなったからとのことで、数年間に及ぶ強気相場を予想しているんだとか。

アンデュランが運用するアンデュラン・キャピタル・マネジメントは三年前に生まれ、2014年9月に米国とリビアで原油供給量の増加を懸念して、原油の下落に賭けました。その後わずか四か月で約60%上昇し、1億6000万ドルもの利益を上げています。さらに二か月後、OPEC(石油輸出機構)が予想外に生産削減を見送ったため、供給過剰問題は解決しないと確信し、ポジションを引き上げました。

今年になって買いを入れ始めたのは、相場に買いシグナルが多数出ていたことや、相場が十分に下落したため供給が減少に向かうとみたためです。原油相場は世界的な供給過剰を受けて、主要産油国が増産凍結で合意するとの期待が相場を支えています。ただし、今月17日に予定されている協議は合意に至るかどうか懐疑的な見方があります。つまり協議が否決に終われば、シェア争いのための供給増加は止められず、原油価格が急落する可能性だってあるわけです。そしてその行方は誰にもわかりません。

アンデュラン氏(39)はゴールドマン・サックス・グループのシンガポール拠点でエネルギー取引をはじめ、バンク・オブ・アメリカに移籍。その後、最大の独立系石油取引会社ビトル・グループ在籍中にロンドンに転勤。同地でトレーダーのデニス・クレマ氏とブルーゴールド・キャピタルを共同創設し、08年より取引を開始しましたが、二年後には資産がピークの三分の一に下落し、12年に閉鎖しています。

つまり、アンデュラン氏は百戦錬磨の凄腕原油トレーダーではなくて、ただ運の良いだけのお兄ちゃんというわけです。バフェット太郎は、今後数年間の強気相場というよりは、今後数年間は低迷したままレンジ相場が続くと予想しています。バフェット太郎がそう考える理由は、コモディティ相場の長期サイクルを信じているからです。

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コモディティ相場のサイクルに関しては、ジムロジャーズ氏の「商品の時代」が参考になりました。1円とか安すぎだろ。未読の人は必読でしょ。

また、原油安の世界は産油国にとってマイナスですが、消費国にとってプラスです。米国はシェールオイルの増産により世界一の産油国ですが、収支を考えれば原油安の恩恵の方が強いです。原油安後の世界を知りたければ、みずほ総合研究所の「激震 原油安経済」が大変参考になり、投資のアイディアになると思います。こちらも米国株投資家は必読でしょ。
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