バフェット太郎です。

ホームファーニッシング最大手のベッドバス&ビヨンド(BBBY)が第4四半期決算を発表しました。売上高は前年比2.4%増の33億4000万ドルでした。また、EPSは6.1%増の1.91ドルでした。増収増益も粗利益率の減少などが嫌気され株価は急落しています。
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各種業績推移は以下の通りです。
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粗利益率は前年同期の39.7%から38.6%と1.1%pt減少しています。また、一般販売管理費率はネット販売に力を入れた結果、前年同期23.8%から24.0%と増加し利益を圧迫しました。既存店売上高も年々増加率が低下しています。2012年以降の営業利益率は、16.5%→15%→14%→13.1%→11.7%と悪化に歯止めが利きません。

利益率が悪化している主な要因はアマゾン(AMZN)との価格競争に陥っているためです。価格競争に陥ることはBBBYの製品にブランド力がないということに他ならないので、今後も利益率の悪化が予想されています。
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一方でBBBYは自社株買いに積極的なことで有名で、この4年間で発行済み株式数は26.74%減少しています。そのため、純利益が2013年比で-13.7%減少しているのに対して、EPSは+11.8%増加しています。
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キャッシュフロー計算書を眺めると、利益率が悪化しているものの、しっかりと本業で稼いでいることがわかります。投資CFもそれほど大きく拡大しているわけではないので、フリーCFが安定しており自社株買いができなくなるということはなさそうです。バイバック(自社株買い)銘柄が好みの投資家にとって、選好されやすい優良株です。PERは9.3倍と割安な水準ですから、今後もガンガン自社株買いされることが期待できます。
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