フィットネス用のウエアラブル機器のパイオニア、フィットビット(FIT)が第1四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.03ドルに対して、結果0.10ドルと予想を大きく上回りました。
売上高は予想4億4000万ドルに対して、結果5億0500万ドルと予想を上回りました。

EPS、売上高が市場予想を大きく上回ったものの、第2四半期決算の見通しが大幅に悪化しました。

第2四半期のEPSは従来予想0.27ドルに対して、新ガイダンス0.08ドル~0.11ドルと大幅に下方修正されました。
第2四半期の売上高は従来予想5億3500万ドルに対して、新ガイダンス5億6500万~5億8500万ドルと発表されました。

通期のEPSは従来予想1.13ドルに対して、新ガイダンス1.12~1.24ドルでした。
通期の売上高は従来予想24億5000万ドルに対して、新ガイダンス25億~26億ドルとやや上振れしました。

経営成績
1
売上高は順調に拡大しています。FITの主な機種は「ONE」で、これは歩数・カロリー計算、体重・睡眠管理など機能を絞った商品です。今年3月には、リストバンド型の「Alta」、腕時計型の「Blaze」を発売しました。高機能、高価格のアップルウォッチに比べて、FITの商品は機能を絞り込み、価格も10ドル程度と安価です。

売上高の74%を米国で稼ぎ、欧州・中東・アフリカで11%、アジア太平洋で10%、米国除く米州で5%稼いでいます。売上高成長率は米国で+33%増、欧州・中東・アフリカで+113%、アジア太平洋で+142%、米国除く米州で+74%と、米国以外が特に成長しました。
2
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本業の儲けを示す営業CFはしっかりと成長しています。
3
第1四半期決算は良かったものの、第2四半期決算見通しが市場の予想を大きく下回ったことで、株価は前日比-18.83%と急落し、50日移動平均線を割り込みました。また、MACDにはデッドクロスが発生し「売り」シグナルを出しています。
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