バフェット太郎です。

英国のEU(欧州連合)離脱決定後、NYダウ株式市場は一旦はパニック売りで急落したものの、すぐに元の水準まで戻したことでバーゲンハンティング(安値拾い)の機会をみすみす逃してしまったと後悔している投資家は少なくありません。しかし、日本の投資家からすれば為替を要因に割安な水準で推移していることがわかります。
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チャートはNYダウの週足チャートです。15年5月に1万8351ドルの高値をつけて以降、二回の調整局面を経て1万7761ドルで推移しています。これは高値から-3.22%安ほぼ横ばいということになります。
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一方で円建てのNYダウ週足チャート(筆者作成)は15年5月につけた高値の224万円から180万円と-19.64%安で推移しています。また現在の水準は今年二月につけた底値と同程度であり、一年10か月ぶりの安値でもあります。つまり、日本の投資家にとって米国優良株の安値拾いを始める絶好のチャンスと言えるのです。別の言い方をすれば二月の底値で買えなかったことを後悔している投資家が今買わないのは間違っているということです。

さて、優良株が割安で推移しているなか、特に目立って安いのは金融株です。金融株は金利上昇局面で業績が伸びやすいので、利上げが遠のいたいま失望感から売られています。

米国で最も優良な金融株でウォーレン・バフェットの永久保有銘柄のひとつウェルズ・ファーゴの株価は円建てでみると高値からおよそ-33%安で下落しています。
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PER11.49倍、配当利回り3.33%は魅力的な水準です。財務も健全です。

米証券会社キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ(KBW)によれば英国のEU離脱は米大手銀行の利益を1~6%圧迫するとの見方を示しています。そのため金融株ETFなどをはじめ多くの銀行株が軒並み売られるわけですが、住宅ローンに注力するウェルズ・ファーゴ(WFC)は最も影響が小さいと言われており、バーゲンハンティングの絶好の機会になるわけです。

グッドラック。

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