バフェット太郎です。
米国銀行3強の一角、シティグループ(C)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.10ドルに対して、結果1.24ドルと市場予想を上回りました。
売上高は予想174億7000万ドルに対して、結果175億5000万ドルと市場予想を上回りました。

純利益は前年同期46億5000万ドルに対して、今期40億ドルと前年同期比14%減に落ち込みました。減益の主な要因は、低金利環境が利益を圧迫しているためで、コストを5%減の104億ドルにとどめるなどして利益の捻出に注力しています。

【企業概況】
Cは160ヵ国以上の国と地域で、リテール業務、カードビジネス、投資銀行業務などの金融商品・サービスを提供しており、口座数は約2億あります。今年の3月にはコストコのカード事業をアメリカン・エキスプレス(AXP)から取得することに成功しています。

【経営成績】
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08年の金融危機で業績が大きく悪化したものの、10年以降は持ち直しています。年末から来年にかけてFRBによる利上げが期待できるので、業績はますます改善していくと思います。
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営業利益や純利益がかなり改善されているものの、EPSは06年の43.10ドルをピークに、前期5.40ドルと87.47%減少しています。EPSが落ち込んでいる主な原因は、金融危機後のストレステスト(健全性審査)で資本不足と判断されたことを受けて、増資を繰り返したためです。そのため営業利益や純利益が回復したものの、EPSが大きく落ち込んだままなのです。
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お金の出入りを表すキャッシュフローを眺めると、Cのような金融株は景気局面に大きく影響を受けやすいことがわかります。
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株価はピークの550ドルから45ドルと90%以上減少したままです。これは金融株のなかでも特に大きい落ち込みが激しくて、他にはバンク・オブ・アメリカ(BAC)の75%減といった例もあります。

もし長期投資家が金融株に投資するのなら、ウェルズ・ファーゴ(WFC)のようなバフェット銘柄の方がいいです。WFCは住宅ローンに強く、CやBACのように英国のEU離脱を受けて欧州の景気懸念を心配する必要もありません。

グッドラック。

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