バフェット太郎です。

米飲料大手コカ・コーラ(KO)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想0.58ドルに対して、結果0.60ドルと予想を上回りました。
売上高は予想116億4000万ドルに対して、結果115億4000万ドルと予想を下回りました。

売上高が低迷した主な要因は、販売数量が全世界で横ばいだったためです。ただ主要市場の北米では1%増でした。地域別では米国、メキシコ、日本などで業績は堅調だったものの、中国やアルゼンチンなどの新興国で販売数量が伸び悩みました。

ソフトドリンクでは、茶飲料や水、スポーツドリンクなどの非炭酸飲料の販売数量が全世界で2%増加した一方、炭酸飲料は全世界で1%減、販売数量が好調な北米でも1%減となりました。世界的に消費者たちは炭酸飲料から離れ、非炭酸飲料を好むようになってきています。
1
SPONSORED LINK
KOの週足チャートです。週間ベースで-5.48%安と急落しています。バリュエーションはPER26.06倍、利回り3.05%です。

通期の予想EPSは1.93ドル、来期の予想EPSは2.04ドルですから、予想PERはそれぞれ22.45倍、21.24倍と決して割安とは言えません。ただし、DPS(一株当たりの配当)は1.32ドルと前期の配当性向79%と高いので高配当株になりやすく、下落局面では買い支えられやすいです。

KOに投資する場合、最も最適な投資戦略は配当を再投資して長期で保有するといったスタイルです。なぜなら、KOは世界中の投資家からフォローされているため、内在価値よりも割安で取引されることは滅多にないからです。強いて言えば、リーマンショックのような誰もが株式市場から逃げ出した場合などが割安だと言えるくらいで、ほとんどの場合で適正価格がついています。

また、KOは毎年安定したキャッシュフローを稼ぎ出すので配当も安定しています。つまり、配当再投資戦略はいよいよ最適解になるわけです。

グッドラック。
SPONSORED LINK