バフェット太郎です。

8月17日のNYダウ株式市場は前日比+21.92ドル(+0.12%)高の1万8573.94ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は12月の利上げ観測が後退したためです。

FRB(米連邦準備理事会)が公表した7月のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨によれば、一部メンバーが早期の利上げが必要との考えを示した一方でFOMC参加者は総じて一段の指標を見極める必要があるとの見解で一致していることも明らかになりました。

この内容が市場に伝わると早期の利上げ観測を後押しするものではないとの見方が広がり、市場が予想していたよりもタカ派的ではなかったと受け止められ、株式市場は下げ幅を縮めダウはプラス圏に浮上しました。

CMEフェッドウォッチによれば、市場が織り込む12月の利上げ確率は議事要旨が公表される直前の58%から47%へと低下しました。9月の利上げ確率も議事要旨が公表される直前の24%から12%へと低下しました。

個別銘柄ではディスカウントストア大手で49年連続増配企業のターゲット(TGT)が前日比-6.43%安と急落しました。急落した主な要因は第2四半期決算が市場予想を下回ったことに加えて、通期の業績見通しを引き下げたためです。

EPSは予想1.12ドルに対して、結果1.07ドルと予想を下回りました。
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EPS通期の通期見通しは旧ガイダンス4.76~4.96ドルに対して、新ガイダンス4.36~4.76ドルと下方修正されました。

また、ホームセンター大手で54年連続増配企業のロウズ・カンパニーズ(LOW)も前日比-5.65%安と急落しました。こちらも第2四半期決算が市場予想を下回ったことに加えて、通期の業績見通しを引き下げたためです。

EPSは予想1.42ドルに対して、結果1.31ドルと予想を下回りました。
売上高は予想184億5000万ドルに対して、結果183億ドルと予想を下回りました。

さて、注目の小売最大手ウォルマート・ストアーズ(WMT)は今夜決算発表です。アフターマーケットでは+0.74%で推移しています。

グッドラック。

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